「神咒神威神楽 曙之光」霜月・無間蝦夷 感想・参
“全力で行け。殺す気で行け。我らの刹那を刻み付けろ”
“嘆きに飽いたその時は——いつかの面子でまた騒ごうや”
蝦夷決戦は続けて異端児共のターン。
その結末の、清々しいのなんのって。
宗次郎らの勝利を見届けて、続くと息巻く刑士郎と夜行。
BGMが「修羅曼荼羅・至高天」なのが、よく分かってらっしゃる(恍惚)
自信満々な2人は「勝って当たり前」と血気盛ん。
東征軍の中でも実力が抜きん出てるのは確か。
しかし......マッチする相手もまた大きく抜きん出ている二柱。宿儺と大獄。
先の兄妹と違い、竜胆の天魔覆滅を受けていないため、弱体化もしておらず。万全の状態のまま出陣。
ここで初めて大獄の随神相も披露。
見た目完全にケルベロスなのだが、一応虎らしい。
宿儺も随神相を開放し、まずは小手調べと極大のビーム砲を発射!!
威力的には“不二まで届く”というハチャメチャっぷりだが、夜行は不敵に前に出る。
防御の術を展開し、見事無効化。ってか初っ端からやりとりが次元違いすぎる......。
返す刀で刑士郎が天魔へ斬りこむ。
こちらも意気揚々だが、おまえ夜行いなかったら今ので死んでなかったか?
挨拶代わりの攻防は終了し、両天魔は敵手を太極内へ迎えいれる。
中堅戦が本格的に幕を開ける。
宿儺の世界は不規則なまだら模様。無軌道な彼らしい歪な空間。その色合い、刑士郎が不安になる気持ちもよく分かる。
お出迎えする宿儺、さっそく前世の意趣返しとも言えるセリフを。
宿「目ン玉爛々と輝かせてよ。若いってのはいいねえ。血気盛んで向こう見ずで。適当に偉ぶってる奴に噛み付けばそれで幸せなんだからな」
「死相が見えるぜ、ガキ。そうなって生き延びた奴はいねぇ」
た、たまんねぇ~~。
印象深いこのセリフ。Diesでは不感の兵士と化した司狼へ贈ったベイの言葉。
わざわざ同じセリフを返すあたり、“ノリ”を大事にしてるのは変わらず。
刑士郎は諏訪原で会得した求道verの薔薇騎士を発動。
しかし宿儺の前では通じるどころかそもそも無力化される始末。
他に何か策があるのかといえばそんなものは用意していない!
(刑士郎に頭の良さを期待してはいけない)
ということで、初めから手詰まりなのだが......刑士郎の中の奴がそれを許さず。
取り上げられた勝負(「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterⅩ 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと)の続きがしたいと、刑士郎との入れ替わりを強く望む。
宿儺もそこは同じ。吸血鬼にしか分からない挑発を繰り返す。
それを受け、だんだんと自身のコントロールがきかなくなってくる刑士郎。早々にケリをつけようと呵成に攻め込む。その威力は山を砕き海を割るほどというのだから......まるで天魔みたいだ。
が、悲しいことにそれすら宿儺にノーダメ。クソゲーを強いられてる(; ・`д・´)。
余裕綽々な宿儺は、刑士郎たち“凶月”の禍憑きが何に起因しているのかを明かす。
原因はやっぱりベイ。
ベイが常々抱いていた“自身の宿業を拭いたい”という想い......他人へ全部押し付けたいという願いが“相手へ不幸を与える”という歪みに繋がったのだと説明。
......結局メルが悪いんじゃねえかコレ?
前世にまつわる四方山話を聞かせるも、当然今世を生きる刑士郎には埒外のこと。
......なのだが、いい加減痺れを切らした宿儺はお遊びをSTOP。一転して攻勢にでたことで、状況は一気に切迫。
宿「寝ボケんのも大概にしろよ——ヴィルヘルム!」
「おーい、もしもーし。聞こえてんだろ、寝たふりすんなよ。何いい子ちゃんぶって大人しくしてんだぁ?えらく丸くなってくれたじゃねえかよ——なァ!」
懐かしのヤンキー口調!!これこれ、これを待ってたんすよわたしゃあ\(^o^)/。
「続きがしたいんだろ?」という宿儺からの悪魔の囁き。 これにベイが猛烈に反応。
嬲られ、痛めつけられながら、意識が急速に浮上していく。
さらに外界にいる咲耶から、追い打ちをかけるように「自身を吸え」という誘惑が。
宿「痛ぇか?痛ぇだろ——嬉し涙流せやオラ」
ヴ“——ふざけろ、おまえ風情が粋がるな”
咲「わたくしは、兄様の血染花になりとうございます」
輪唱される様々な声を聴き、何かが吹っ切れた刑士郎。
バックで流れだし始めるは「禍津血染花」。言わずもがな、アイツのテーマ。
よくぞ言ってくれたと最愛の妹を褒めたたえ、浮かべる邪悪な笑み。
対する宿儺も、ケンカ相手の復活を喜んで迎えいれる。
“永遠に明けない夜”が宿儺の地獄を侵蝕していく......刑士郎の脳裏には、薔薇園で笑う病んだ女の姿。
先祖還りの時。
“恋人よ、枯れ落ちろ”
“——死骸を晒せ”
“——太・極——”
......しかし、寸でのところで太極は止まる。
止めたのは、他でもない刑士郎自身。
驚愕する咲耶と宿儺。だが一番驚いているのはヴィルヘルム。
もう少しで表層にでてこられたところを邪魔されたので、その怒りは計り知れず。
しかし.....激昂しているのは刑士郎だってそう。
刑「煩えぞ、誰だてめえは!」
「闇の不死鳥?吸血鬼?知るか失せろよどうでもいいんだッ!」
「そうだ......初耳なんだよそんなもんは。俺の名は、そんな聞いたこともない訛った音の羅列じゃねえ」
「俺は——」
「刑士郎——凶月刑士郎!それが、俺を示すたった一つの真実だ!」
長らく自身の核となっていた、もう一人の存在を拒絶。
その最期、断末魔すらなく消滅。
さらばベイ中尉、おまえは最高のエンターテイナーだったよ。
歪みの原因だったベイが消えたことで、刑士郎の陰気は完全なゼロへ。
これで修羅道にも天狗道にも属さない、正真正銘ただの“人”へ。
「無力」と言われておかしくないが、それでも刑士郎はこの結果に一片の悔いナシ。
一方、散々「ベイを出せ」と煽っていた宿儺は......わずかな微笑み。
両者の力関係は先ほどまでの比ではなく、天魔の前では今の刑士郎はまさに紙屑同然。
得物を放り投げ、遮二無二特攻する刑士郎。
死は必然。それでも、それ以上に譲れない想いを抱えて——。
場面は夜行サイドに転換。
大獄の太極内に踏み入った夜行。そこは砂で満ちており、一見して悪路や母禮のような危うさはなさそう。
だがその砂がとんでもないものだった!
なんと砂には大獄の属性である“死”が含まれており、夜行以外が入っていたら即アボン。
さすが穢土のNo2。規格外すぎるぜ......。
と、砂以外なにもない世界に、突如として現れる大獄。
いきなり必殺のマッキーパンチを振ってきやがる。プレイしてるこっちがビビるわ!!
夜行もヤバいと即決し、急いで防御&瞬間移動を駆使するも、全てを無にするマッキーパンチは止まらない。
夜行の胸元にクリティカルヒットし、なんと初撃でワンパンKO!!
夜行を以てしても容赦なく訪れる幕引き。
しかし夜行は薄ら笑う。ここまで彼の筋書き通り。
そしてここからが本番。
大獄の渇望を吟味し、自身も“世界”を獲得する。
“喝采せよ、あらゆる存在の救世主。今こそこの地に降りたまえ”
“汝ら我の蓮座にひれ伏すべし。我はすべての苦悩から、汝ら衆生を解き放つ者”
“我はあまねく万象の、現在過去未来を裁く者”
“中臣の、太祝詞言い祓え、購う命も誰が為になれ”
“オン・ヤマラジャ・ウグラビリャ・アガッシャ・ソワカ”
“ナウマク・サマンダ・ボダナン・エンマヤ・ソワカ”
“貪・瞋・癡——我、三毒障礙せし者、断罪せしめん!”
“——太・極——”
“神咒神威——夜摩閻羅天”
無形だった太極に色がつく。
散々ネタにされる“ TON☆JI☆CHI”がついにお披露目。
しかし実物はなんとも物騒な“滅死の理”。
殺すことにのみ特化した、殺人の太極。
ということで、夜行が最初に行ったことは、死の術を以て“死”を殺すこと。
「死を死で無効化する」という裏技的な方法で蘇生。
そしてその法則は大獄にも当てはまり、返す刀で夜行が発した圧死の術を喰らっても、同じやり方でもってすぐに蘇生。
いよいよ何でもアリになってきやがった.....。
夜行の術を、回避どころかガードすらしない大獄。
そのことから、夜行は大獄の渇望に気づく。
夜「察するに、御身は死にたがっているのだな?」
大「委細、違わん」
「そして——おまえは殺したいのだな」
夜「否定はせんよ」
ここから先は即死の応酬。
駆け引きも何もなく、殺しては殺されの繰り返し。
逆にもう何をやってるのかわからないよっ!!
大獄は殴るだけの単純なお仕事だからまだいいが、夜行は“宇宙に存在する殺害方法”を片っ端から試しており、その数は数千以上にのぼるとかなんとか......。
これまで以上の力を獲得し、傲岸ぶりがとどまることを知らない夜行。
そんな夜行に「おまえ頭波旬かよwww」と痛烈に罵る大獄。
続けて話題は“夜摩閻羅天”について。
夜行は己が手でつかみ取った太極に間違いはないと胸をはる。まぁ実際この太極じゃなかったら大獄に抵抗できなかっただろうし。
しかしその有り様を大獄は哀れむ。
大「疑念を挟むことすらなく、手にした力を己がものだと信じる道化......何も分かっていない」
「その己以外へ振り撒く死は——」
「何処の、誰を、嗤わせているのか」
ここまで無機質だった大獄の言葉に熱が込もる。
それほどまでに許せぬ存在がいるということ。名演です。
夜行の傲慢さは若き水銀を思わせ、しかしその根は天狗が渦巻いているため、水銀を遥かに超える屑になるだろうと推察。
大獄から憐まれても、夜行の心には1mmも響かず。その在り方は、本当に自分しか見ていないのがよくわかる。
ここまでお互いの死亡数は計217回。
強靭な無間黒肚処地獄もさすがにキャパが存在し、徐々にその限界がみえてくる。
そこをすかさず畳みかけにいく夜行。
負けじと大獄もトバしていく。全ては夜行へ“真実”を気づかせるため。
そんな大獄の思いを一笑に付せ、夜行は高らかに必勝を謳いあげる。
夜「未来は決まっているものに非ず」
「いざ耳を澄まして聞くがいい、我らの切り開く未来(あした)には——」
「無限の可能性が待っているのだ!」
「我以外、消え失せろ」
必滅の術を編む中で、覆いかぶさるように発した誰かの声。
自身を遥かに凌駕する質量に、夜行は茫然。
そして大獄はその力の衝撃を浴び 、鎧が綻んでいく。
結果的に、勝敗は夜行に軍配があがることに。
......が、割れていく仮面の下こそ、大獄が有する真の力が!
大獄の鎧は、自身を守るためのものではなく、内に在るモノを外へと出さないための檻だった。
大「さあ——空しく亡び去るがいい」
「知れ。我が身と同じく、片割れと同じく、——座に嘲弄(しゅくふく)されし傀儡よ」
「これが、俺だ」
仮面の下は何もない暗黒。
首から上は、かつての至高の聖戦で戦友に授けた。
それゆえに“死”の法則が何より色濃く、ここまで死を相殺させてきた夜行ですら、容赦なく飲み込む。
......これが俗にいう、マッキースマイルだ!!!
夜行が死にゆく一方で、玉砕覚悟で突っ込んだ刑士郎もまた死が待って............おらず!!!
振った拳がなんと宿儺にクリーンヒット。
さらに、同時に振るわれた宿儺の拳は、かなり効いたものの絶命には到底いたらず。
解せない刑士郎に対して大笑する宿儺。
流れ出す「我魂為新世界」。さあさあこっからが本当の祭りじゃケンカじゃあ!!(((o(*゚▽゚*)o)))
この奇異な展開を、誰より歓喜し受け入れる宿儺。
歪みだの太極だのはどこへやら、しっちゃかめっちゃかの大乱闘。
まるで過日の屋上のケンカのよう。宿儺があの日の司狼に帰ってきたみたいで、ブログ主の涙腺が危うい。
困惑する刑士郎へ、宿儺はようやく答えを。
それは宿儺の渇望。
“真面目に生きていない奴のことを、オレは絶対に認めねぇ”
“現実に嫌気差したからって、神様に甘えてんな”
座と座に連なる全てを否定し、無力化させるのが無間身洋受苦処地獄の正体。
神座世界に生まれた者は基本的に上記の条件に当て嵌まるため、宿儺の地獄は問答無用で突き刺さるものなのだが......唯一の例外が、座から抜け出した者=解脱者。
そうなった者は正真正銘“自分”しか持っているものがないため、宿儺の地獄は通用せず。
宿「......オレを殺せるのは『人間』だけだ」
宿儺にとっての『人間』とは、不条理な現実にもきちんと自分の足で立って胸を張れる者のこと。
だから、彼から出た言葉は——。
宿「格好いいじゃねえかよ。なあ、凶月刑士郎」
ヴィルヘルムなど、もはや宿儺の目には映っていない。
認められた刑士郎もまた、宿儺が一番“人間臭い”ことを意識して———ケンカは再開。
ぶつかり合う中で、宿儺は咆える。人は飽いていればいいし飢えていればいいのだと。
それはかつて人だった黄金も語っていた言葉。
殴れば倒れ撃たれれば死ぬ......だからこそ日々の刹那を大切に生きれる。
その眩しさこそ讃えたいのだと、声を大にして叫ぶ。
対する刑士郎。そんな高尚な考えは持ち合わせておらず、今考えられるのは、大切な女性がいることのみ。
解脱を果たし、真に己しか頼るものがないにも関わらず、背負っていきたいのだと明かす。
なんともこっぱずかしい告白。自覚してないけれど、その真っ直ぐさは宿儺の急所を的確に突いている。
ケンカの趨勢はだんだん傾いていく。
宿儺はこの現状に満足しており、刑士郎はこの先も生きると誓っているから。
そして——なんてことない刑士郎の一髪で勝負は了。
軍配は刑士郎に上がったが、最後に勝ったのは自分だと爽快に笑う宿儺。
最後まで悪態が止まらない両者だが、この2人の落としどころっていうのはこういう感じでいいと思う。
やっぱ正田卿はヤンキー書かせたら天下一だな(´_ゝ`)。
気持ちを切り替え、宿儺は最期に刑士郎へメッセージ。
世界は崩壊しかかっているところまで来ている。なので、大事なのはその先を「創る」こと。
それを担うのはおまえらだ、と最後まで悪ガキっぽい笑みを浮かべて———。
司「じゃあ......逝くか、エリー。一足先にあいつのこと待ってようぜ」
「だから......なあ蓮、大丈夫さ。きっと全部上手くいく。信じてみろよ、楽勝だぜ?オレはいつもおまえの先を行ってたろ」
宿儺撃破——その事実を明瞭としないながらも受け入れて、刑士郎は今なお戦っている夜行へ勝鬨を上げる。
その夜行さん、マッキースマイルをモロに見てしまったために死の淵へ。
しかし、未だ感覚が残っていることに疑問。
思考や認識が正常に働いており、「本当に死んだのか?」と思索していると......とんでもないものがそこにいることに気づく。
波「壊れたか」
ついに夜行、念願のご対面。
だがそのあまりの隔絶された強大さを前に、身じろぎすることすら出来ず。
大獄や夜刀など話にならないと思わせるほどの規格外さを実感。
そんな無敵の第六天、自分とこに落ちてきた夜行をお構いなしに修復開始。
“如何なる魔性も及ばない史上最悪の邪性。聞けば耳を引き裂いて、見れば目玉を抉り出したくなる負の圧力”
“頭蓋をかち割ることで脳を洗い換えられたら、嗚呼、それはどれほど幸福なことだろう。この世には掃き溜めにさえ劣る、恐るべき汚濁が在ると今知った”
あの夜行をして、ここまで思わせるとは......。
ユーザー側としても波旬の凶悪さの片鱗をここでようやく知れるため、度肝を抜かされた人も多いはず。
夜都賀波岐たちからこれまで散々言われてきた「波旬の細胞」という言葉。その重みがどれだけのものであったようやく理解する夜行。
自負、自尊全てを叩きおられながら、夜行は無理やり死から引き戻される。
そうして大獄の地獄へ戻ってきた夜行。
こっちも変わらず死の世界なのだが、波旬の近くでないだけマシだと震えるほどに安堵。
そうして改めて大獄の口から説明。
役目を果たすまで死ぬことなど許されない、かつての自身や宿儺と同じ“神の玩具”。
さらに、己が手で掴み取ったと思っている“総て殺す”という太極が、実際何から起因したものなのか......はっきり告げる。
さっきまで波旬の圧に当てられ、戻ってきたらこの大獄の理論武装。もはや死体蹴りの域よ。
真実を知り、イラつきを隠せない夜行。鬱憤を晴らしたかったのか、大獄に八つ当たりまがいの問いをぶつける。
誰より死ぬことを望んでいる男がなぜ今日まで生き延びてきたのか——渇望と矛盾する動き。しかしそれは、大獄自身もよく分かっている。
それでも、穢土に残留したのは......
大「戦友がまだ戦っている。ならば俺だけ眠るわけにはいかんだろう。この身もまた、奴にとって輝き(せつな)と言ってくれるならなおさらに」
「奴の意志は、俺の意志」
曰く、理屈じゃない。全ては友のため、それがひいては自分のために。
その天狗の思想とはかけ離れた返答に、夜行は完全に膝を屈する。
夜刀たちがいなければ、世界はとっくに終わっていたことを知り、これまで“敗残者”と評していた彼らに心から敬服。
次いで、そんな彼らが望むこと、“神の玩具”たる自分に何を託すのか尋ねる。
大獄の答えは当然“天狗道の幕引き”。
「引導を渡したれや」と彼なりの激励を以て、この戦いは終焉する。
マ「ではな。今度こそ、最期の別れだ......兄弟」
「このまま灰も残さず消え去ろう。おまえもまた、納得したなら来るがいい」
「俺が、この首をくれてやったときのように......今度はおまえが、後へと託す番なのだから」
後に一人残された夜行。
刑士郎の現状も正確に認識し、あらためて完敗したことを口に。
しかしその口ぶりは「一杯食わされた」という思いはありつつも、悔しさは感じられない。
どころか、新なる目標、もとい獲物ができたことに笑みを浮かべる夜行様でした。
人物雑感
宿儺
夜刀の自滅因子兼世界の観測者、と今作でも設定が詰まってる忙しい人。
神様に翻弄され続け、だからこそ“人間賛歌”を謳ったこいつが大好きです。
相方のエリーが諏訪原でしか出番なかったのは残念だが、まぁしゃあなし。
龍明を西へ渡らすという影の功労者。
こいつがいなきゃやっぱ神座シリーズは締まらないっすよ。
大獄
すごく一撃必殺の人。
出番事態はそれほど多くなかったにせよ、魅せるところはきっちり魅せるあたりさすが元黒騎士。
マッキーパンチの唯一の弱点であった射程距離を、スマイルという驚異的な方法で克服してきやがった。誰も勝てねぇだろアレ。
いやはや姐さんもそうだが、今作はDies勢のデレっぷりが半端ない。
蝦夷決戦・大将戦→「神咒神威神楽 曙之光」霜月・無間蝦夷 感想・肆 - ゆらりゆらりとゆらゆらと