東雲先輩を救いたい
十三機兵防衛圏のネタバレあります!!ご注意を!!
13人の少年少女が世界を守るため、世界の謎に迫り戦う「十三機兵防衛圏」。
ネタバレなしで以前感想を書いたが、ボーイミーツガールはやっぱり最高だ。
まさかBLまで内包してるとは夢にも思わなかったが。
2188年の比治山と沖野の会話を聴いたときは、ほんとにビックリしたよ(笑)。
そう、キャラがいいのだ、このゲームの登場人物たちは。
不快に思う奴がまぁいない。
井田くんについてはむかついた人も多いだろうが、個人的にそこまで嫌いな人物ではない。というか声優さんすごいね。網口と同じ人だなんて、まったく気づかなかったよ。
まずコテコテヤンキーの尾形。
進めていくうちにどんどん好きになっていったのはコイツ。
気付けば男キャラで断トツだったな。
出撃シーン「限界なんて関係ねえ」は、カッコ良すぎたよおまえ。何度見てもいい。
使う機兵も、基本的に第一世代機がボスキラーなため使い勝手◎。
ラッシュでオラつき、広範囲デモリッシュブレードで一網打尽にするのは気持ちよかったです(*´ω`*)
ホモをこじらせた漢、比治山くん。
「焼きそばパンの君」といい、落ちてる小銭拾いといい、ネタに事欠かなかった。
沖野とのフラグを着々と建てていく様を見ていて、「俺は何のゲームをプレイしてるんだ……?」と幾度も自問するハメになったぞこの野郎。
同期の三浦くんとの友情はシンプルに熱い。
「おまえの窮地には必ず助けに行く」という宣言はゲームクライマックスということもあって、とても胸に響いた。
機兵もチョバム装甲持ちな脳筋仕様。
ディフェンスモードで敵陣に突っ込ませるのがデフォでした。
てか、「沖野の助言」が地味に強すぎる。
1人だけ決めポーズをしてるのがずっと気になったよ関ヶ原くん。
これ↓
ストーリー開始するたびにこのポーズがでてきて、「キャラと全然ちゃうやん!」とずっと笑ってた。
ストーリーはまさにこのゲームのシステムと上手く噛み合っていて、五百里の話と合わせてみることで、いつの間にかお気に入りキャラになってたよ。
こいつの機兵はなにより、クールタイムが短い!
「さっき攻撃したのに、もう動けるのキミ!?」って何度思ったことか。
今どきの女子高生はロボットにだって乗っちゃう五百里ちゃん。
瑛くん命なその姿勢は、序盤から微笑ましくて愛らしい。五百里のストーリーをやってからあらためて関ヶ原のストーリーを見てみると、いろいろ辻褄があって面白い。五百里かわいいよ五百里。
胸の成長度合いがハンパじゃねえのも特徴。
五百里たちが駆る第二世代機は評価が難しいところ。
特に五百里機は、他より硬い「ガーディアン」をうまいこと仕事させれれば…。でもすぐ溶けるんだよなぁ。ブログ主の使い方が悪いのは当然あるが。
まぁ「ジャマーロケット砲」が割といい仕事するからOK。瑛と組ませるだけでステも上がるし。
THE主人公の十郎。
一番平凡そうなのに、一番いろいろ背負っていた。
はじめ恵を邪険そうに扱っていたのも、好意の裏返しだったとはね。おそれいったぜ。
いつも側にいた柴くんが、実は誰にも見えていなかったことが判明した時は鳥肌たったよ。ありがちといえばありがちだけど、やっぱりこういう演出はビックリするね。
そんな柴くん(和泉)の意思を汲み、機兵を呼び出すシーンはグッときた。
エンディングでの「生きるんだ」は思わず泣きそうになったよ。
そんな十郎、固有スキルも有能。
発動条件が緩いものばかりだし、効果がでかい。
特に最終ステージは十郎がいる・いないでは大違い。
これで乗っているのが、第二世代機でなければ完璧だったんたが……。
BJラブななっちゃん。
体操着での登場が多いのだが、個人的には制服姿のほうが好きですはい。
なっちゃんとBJのやりとりもあって、初めのほうは「このゲームは本当に異星人との戦いなんだ」と思ってました。
426に追われたり、2024年に置いてけぼりにされたり、割とハードな体験してたな。
パートナーであるBJが健気すぎて、機能を停止したときは悲しかったよ。エピローグで復活するとは思ってなかった。
遠距離仕様の第三世代機たちは有能of有能。
その中でなっちゃんが一番火力不足か。スキルも微妙だし。
強制冷却装置持ちだから、回転率はあるほうだけど。
男キャラの中で一番好きだぜ三浦くん。
振り返ると、2188年の映像で最初に出てきたのは三浦くんと奈津乃だったはず。頭が混乱し始めたのはおまらのせいだぞ。
故郷が焼かれ、未来へ行ったと思ったら未来ではなく、妹もおかしなことになってしまって……とかなりな苦労人。
性格のまっすぐさが序盤からよく分かり、ブログ主は最初から最後まで大好きなキャラでした。
戦闘でもレールガンで雑魚を散らし、超大型ミサイルでボスを叩ける有能ぶり。……まぁ上位のレールガンは範囲細すぎてあまり使用することもなかったが。
初めは見た目好みじゃないとか思っててごめんよウサミちゃん。
ストーリーを進めるにつれ、どんどんその魅力に気づかされていったよ。
尾形のストーリーも合わさって、すっかりメロメロでさぁ。
歌が上手い・配信をやっている、というこの伏線が、まさか因幡深雪につながってるとは……恐れ入りました。
てか声優さん演技うますぎなんだよ。全然分からなかったわ。
機兵も安定の高火力。超大型ミサイルはあるわ、レールガンは2連射できるわ、おまけにスキルは発動させやすいわ。
第三世代機の完成形といってもいいのでは。
白馬の王子様と結ばれてよかったね恵。
怪しさMAXな猫の言いなりになってたメインストーリー。
しっぽの正体と目的が不明だったため、「おいおいこれ大丈夫なのか?」とプレイしていてかなり不安だったよ。
十郎を一途に思うも、あくまで記憶を失う前の十郎の方なのがまた辛かった。「報われてほしい…でも今の十郎の立場は……」とヤキモキする連続でした。
クライマックスいろいろあってパニックに陥ったものの、鞍部十郎を守ると誓い、いなくなったしっぽに向けて「見てなさい」と言い放つ出撃シーンは胸が震えた。
第四世代機は支援全振り……かと思いきや、コンデンサー持ちの恵機はドローン出すだけで立派な火力役。近づかれたらヤバいけど、スキルの関係上、どうせ近くに十郎がいるのでなんとかしてもらってる。
網口よりも奈津乃の方が好きなのでは?ユキちゃん。
娘の名前が小奈津て……。いいけどさ。
見た目といい、ストーリーの内容といい、もろにスケバン刑事をオマージュ。
相葉の正体を看破するシーンは、緊張感もあってけっこうドキドキした。
そんな硬派でイケメンな彼女が、網口の前だと女の顔になるのが……たまんねえぜ!!
そんなユキちゃん、戦闘面でも大活躍。
「レッグスパイク」がスキルも相まって、ボスクラス相手にめっぽう強い。時には第一世代以上の火力も出してる。支援機とはいったい……。
なんだか掴みづらいキャラだったよ郷東先輩。
ストーリーのアンロック条件もあって、攻略は自然と最後の方に。
いろいろなことが明かされる重要キャラなのだが、恋愛成分が少なくて…。
森村先生が好きだと判明した時には、もう先生とっくに死んでるし。かと思ったらなんか東雲先輩と昔付き合ってたなんてことが判明するし。なんなんだお前は!エピローグのあれは付き合ってるのか?付き合ってんのか!?てか無言で千尋(森村博士)を抱えるんじゃねえ!シュールな笑いすぎるだろ!
そしてこいつも恵同様、コンデンサー持ちのドローンバラまくマン。おまけに防御コマンド中は味方のステータスが上昇するとか…。
ドローンが本体といっても過言ではない、その強さ。ツケは第3エリア最終戦で払わされるが。
唯一、支援機という立場を弁えてるね愁くん。
一番第四世代機らしい行動ができる網口機。
一応レッグスパイクは持っているけど彼女ほどの火力は出ないし、ドローン出せるけどコンデンサーは持ってないし。
シールド張って、機雷撒いて、が主なお仕事。
ストーリーは井田先生の行動原理である、因幡深雪と深く関わるもの。
街の外が存在しない、という重大な事実も明らかになるし、見応えはかなりあった。
しかし…顔はいいし、頭もいい、ケンカも強くて、女の子にモテる……。
尾形、コイツぶっ飛ばしていいぞ。
そんな魅力あふれるキャラクターの中で、一際クセの強い少女の存在……
東雲先輩だ。
もう包帯巻き巻きなそのヴィジュアル。
薬のまなきゃやってられないそのストーリー
井田先生に想いを利用され、記憶を失っていき、プレイしてるこっちが真相に近づく一方で、諒子先輩自身は真実から遠ざかっていく。
辛い。
記憶を失ってなお、機兵を起動させるそのラスト。
辛い。
オマケにその機兵がよりにもよって、器用貧乏な第二世代機ってのも辛い。
ジャマー砲を持ってないのも許せないが、「セントリー2台置き」という使うに使えない固有能力が拍車をかけて辛い。
辛い。
だがそんな東雲先輩を応援したい。
ストーリーが辛くても、機兵が辛くても、そんな東雲先輩が好きだ。
東雲先輩にだって良いところはある。
……いや、今すぐここでは出せないけど、きっとある。なんかある。あるって!ぜったい!!
ああもう!!
なんで第二世代だったんだ(憤怒)!!!