“ありがとう......あんたは、あたしなんかにゃもったいないオトコだったよ”
最終決戦直前。
出自が明かされるだけでまるまる1章使われるなんて、さすがメインヒロインだな香純。
いや~さいしょからブログ主はキミのこと名ヒロインだって評価してたよホント。いやホントだって!
はい、いきなりブラクラな画像でスタート。
エヴァかな?
泉の子どもらが好き勝手しゃべるしゃべる。
コラみんな!しずかになさい!あの~なんかお菓子あげるから、ねっ!
“ここに太陽はないけれど”
“僕らは太陽じゃないけれど”
“ほんとの太陽が生まれたら、きっと僕らは消えてしまう”
ぜ、ぜんぜんブログ主の言うことを聞いてくれない...反抗期?
この子らが言う”太陽”を生んだのは、この子らを育て殺したリザ本人というのが残酷。
次いで話はショタ蓮。
両親の存在を知らず、香純の父に引き取られ研究・実験を施されていた過去。
さらにこの「香純の父」も実父ではなく、ナチスの息がかかった研究員。実際の香純両親はこの研究員に殺されているという、何気にヘビーな過去を持つ香純。唯一の救いは、新たに香純の母となった女性が善人だったことか。
最終的には“自滅因子”に目覚めた司狼の手により、偽父殺害。
蓮はその事件を隠匿。恐ろしいチビどもだ。
この事件がいまでも蓮の中に膿となって残っており、第1章での司狼とのケンカにつながる。
蓮との事後、先に目覚めた香純は泉の子たちを使い、蓮を更なる深い眠りに落とす。
泉の子どもたちは香純のエスパー(ゴースト)ポケモンとなっていたのだ!(よく考えたら初代ポケモンの仲間もカスミだし)
ファッキンダブルデートでトリファと会ったときの回想。
ト「あなたに罪というものがあるのなら、それは無知であったこと」
明かされたのは、リザの過去と香純の接点。
ドイツ女子同盟を主席で卒業後、若きリザは女の戦場“レーベンスボルン”でブイブイ言わせる決意。
結果たどりつく少佐相等官という地位。
しかし、同じく主席卒業、マジの戦場でブイブイいわせまくっていたエレオノーレ。
彼女の台頭は女性の立場を危うくするものだと考え、懊悩するリザ。
そんな中めぐってきた黎明の日。
悪魔2人に出会ったことで泉は福祉施設から超人創造施設へ変貌。命を育むゆりかごから、命を使いつぶす墓場に。
このあたりの描写は「イカベイ」で補完されてたので、とてもうれしかった。まぁ安定の水銀うぜーーーだったが。
ここで何気に泉の子がメルクリウスを「挿絵が動いているみたい」と評しており、彼の正体(触覚)をはやくも明かしている。やるな泉の子。
壊れていく泉。
そんな中、悪魔の一声をきっかけにリザの子、イザーク&ヨハン兄弟生誕。
「イザークの顔が完全に鋼のアイツだろ!!」はプレイする皆が通る道。そういや父親の親友ホーエンハイムじゃん。
黄金因子まるまる受け継いだイザークエルリックのほうは城にポイっ。
巨乳因子を受け継いだヨハンは国外へ逃がす。
やってること親失格すぎるぞリザ。
そしてそんなリザの愛を受けたヨハンの子孫が香純。アタマの良さは引き継がれなかったか...。
シュピーネさんが神父に頼まれ物語前半嗅ぎまわっていたのはコレ。
トリファ神父の勝利の鍵。
自身のルーツを知った香純は教会へ。
自分一人で決着をつけようとするその姿は、もはやヒロイン超えて主人公の域。まるで竜胆のようじゃないか。
だがさすがに主人公の座は譲れぬか、泉の子どもたちにどいてもらい蓮起床。
司狼とエリー含め、いざ最終決戦へ。
リザの身勝手な行いと愛情がクローズアップされた第12章。
本編だけだといまいちリザの追い込まれ具合が伝わりづらいけど、イカベイ後だとだいぶ違ってみえた。まぁそれでリザの行為が許されるとかではないんだけど。
ヨハンてここ以外なんか出番あったかな...?影の薄さNo1なんだよな。かわいそうに。人気の無さが子孫にも遺伝しちゃってるし...。
ChapterXⅢ Holyark→「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterXⅢ 感想Ⅰ - ゆらりゆらりとゆらゆらと