“君はキレイだよ、ベアトリス”
story:1995年、聖槍十三騎士団黒円卓ベアトリス・キルヒアイゼンは東方正教会“双頭鷲”と、ある盟約を交わす。全ては師を救うため、愛する者たちを守るため。だが事態は彼女の思惑とは離れていき——。
「Die Morgendammerung」同様もともとはドラマCDだった今作。
コンシューマ版で追加収録されてよかった。
なにがよかったって?
シュピーネさんの新規絵がみれたことがさ!!
ネタバレしかしてません。
よろしくお願いします。
開始早々怪しい3人組のCG。
しかもそのうち1人はおっ〇ってる模様。
最低だ。最低のオープニングだ。
3人組は東方正教会“双頭鷲”というグループ。
語り手はこのグループの面接に来た模様。
トリファ神父の古巣も東方正教会でしたね。
真ん中に座っている少女が局長のジークリンデ・エーベルヴァイン。
彼女の持つ超能力により、語り手の正体も明かされる。
語り手は、元CIAのアイリーン・カートライト。(現在呼び名はジェーン・ドゥ)
この名前「イカベイ」のラストでちらっとでてきたな。
ジェーン本人も忘れていたこの本名、覚えていた人はまぎれもなく正田卿の爪牙だよ。
……え?ブログ主は覚えていたかって?いまそんな話はどうでもいいんだよ!
自身の過去を語り出すジェーンさん。
ベトナム戦争に駆り出された際にヴィルヘルムと交戦。
部隊を殲滅され、以来ベイに恋してるとのこと。
......いや、なんでだよ!!
復讐心ならまだしも!恋心て!!
なんでDiesにはこうも変態が沸くんだよ!
あっ、神様が変態だからか。納得。
ジ「カール・クラフトを甘く見てはいけませんわよ。悪魔の頭脳と競ったところで、人間性の浪費です。我々は、もっと正攻法でいきましょう」
黒円卓の狙いと脅威をしっかり把握しているジークリンデ。やるやん。
おしゃべり大好きな局長。
そばに控えた老紳士アルフレートが雑談をさえぎり、ジェーンにフランスへ行くよう指示。
そこに必殺の切り札があり。
ジ「ラインハルト・ハイドリヒを斃す。カール・クラフトを滅す。そんなことは出来ません、不可能です。彼らは怪物。次元が違う」
「聖餐杯はその限りじゃない」
ターゲットはトリファ神父。
ジェーンが外に出ると、さっそくベアトリス現る。
実力差を感じるジェーン。
しかしすぐにその甘さを見透かし、なんと50代のおばちゃん(ジェーン)が70代のおばあちゃん(ベアトリス)を小娘扱いするというトンデモない事態に。
ってゆうかべアトリス70代か...。
このあとの学園パートを考えるとエグイな。
そして場面は唐突に12月25日。
ベアトリスvsアルフレート。
このね、アルフレートがすさまじくかっこいいんですよ。
ネテロ会長しかり嘘喰いの夜行さんしかり、“強いジジイ”がすこぶる大好きなんですよブログ主は。
だから「PANTHEON」で無慙が若いころの姿で発表されたときは、ほんっっとにガッカリした。
全盛期とか知るかよ。1人くらいジジイでもいいじゃねえかよ。
アルフレートの容赦ない正論につぐ正論でコテンパンにされるベアトリス。
死者は土に帰れと手心ナシ。
——しかし折れないベアトリス。
べ「私は、生き返ったの」
時間は遡り、学園パート。
さっそくクズ兄さんこと戒のモテシーン。
女子の扱い方といい、ヴィルヘルムとの違いをみせつける。
ちなみに学園内の女子は“オペレーションKILL・HE・I・THEN”遂行中らしい。ファ◯キュー。
仲良しな鏡花ちゃんとおしゃべり中、ベアトリス合流。1週間学園に来なかったのは里帰りしていたためと釈明。
ちなみに鏡花から「べーやん」というあだ名で呼ばれるベアトリス。
個人的にとてもいい響きにかんじるなぁ『べーやん』。あだ名としてすごい良い。
里帰りの件や家柄のことで、何気に親の話題をしつこく出す鏡花。
狙って言ってそうだから割りと鬼畜やね鏡花。
※べーやんは自身の手で親兄弟を殺している
そんなやりとりの最後に、鏡花に対する警告の意味も匂わせて
戒「僕はベアトリスが大事だ。その通りだよ、間違いない」
「螢も彼女も、絶対不幸にはさせないと誓っている」
フラグをぶちかましていく戒兄さん。
鏡花と離れた後、ベアトリスにあらためて1週間なにをしていたか問い詰める戒。
ベアトリスが隠し事をしていることを看破。
べーやんへの理解力やアタマの良さがうかがえる。
彼が無事に本編で蓮たちと合流してればなぁと思わずにはいられない。
ベーやんが苦しい言い逃れをしていると、2人の前をトラックが通過。
悪寒を覚えるベアトリス。
なぜなら聞こえてたのは水銀の笑い声。
“あれは蛇と獣すら殺せる刃”だと。
トラックの中身は、我らが女神マリィちゃん入りのギロチン。
場面は幼稚園(保育園?)
幼き玲愛と螢の初邂逅。
玲「君はこう、きっと将来、色んな人からあたまの出来を心配されることになると予言するよ」
実際その通りになってしまうあたり残念な螢。
しかしロリ螢の言動は割と歳相応だと思うんだがな。
むしろおまえみたいな冷めた園児はこわいよテレジア。
おチビたちがほんわかトークしていると、玲愛同様「もみの木」を歌いながら現れる危ない人オーラ全開のジークリンデ。
玲愛たちとさくら組のよし子ちゃんが危ない!
ジ「ジークリンデ・エーベルヴァインがやってきたわ」
「そう、蛇の眷属は淘汰されるの。猛禽に毒は効かないと知りなさい」
大人たちに伝えろと、チビたちに宣戦布告するジークリンデ。
こんなんトラウマになるわ。
深夜、諏訪原を疾走するベンツ。
乗ってるのはシュピーネさん、ベイ、ルサルカのおなじみ小物三人衆。軍歌を歌うルサルカかわいい。
せっかく招集されたのにも関わらず、ゆるみまくっているベイら。
理由をシュピーネさんが説明してくださる。
シ「怖くないのですよ。この私が、欠片ほども。とてもハイドリヒ卿が近く在るとは思えない」
「黄金の下へ参陣する恐怖と昂揚、緊張感......それらを残らず忘却するとは、はてさて、私はいつからこれほど豪胆な男になったのでしょう」
なんて説得力なんだ!
自分の感性を客観的に分析できるなんて、実際ほんとにすごいぞシュピーネさん。
この時代が彼の人生のピークだったのかもしれない。
一見ムダにも思える召集。
だがルサルカはなんらかの意味があると推測。
トリファを舐めるなと。
さすが腹黒ビッチ。腹黒は腹黒の心を読めるんだなぁ。
そんなこんなで弛緩した空気を出していると、小隊規模の人数の襲撃にあう3人。
現れたのはルサルカファンクラブ終身名誉会長フォルカー。
謎の聖歌を謳いあげ始める。
鐘の音と共に残る鷲のメンバーも詠唱。
そこに、黄金・水銀クラスの念を感じる黒円卓連中。
“シオンの歌を歌えよ、アリイルヤ!”
ギロチンの呪いが発・動!
団員の防御力がパンピーレベルに下がる。
う〜ん、たしかにこれは切り札だわ。
マリィ補正が懸かってるということは、黄金水銀以下のやつらは問答無用で効果アリってことか?凄まじいな。
鷲どもはどこでこんな情報を仕入れたんだ?
ベアトリスはこの狙い通りの襲撃に乗じ、黄金錬成を始めようと提案。
しかし首領代行の答えは......
黄金錬成なんかするわきゃねーだろと、トリファは迎撃のみを命令。
まぁ当然だわな。
ベアトリス関係以外うまみがなさすぎるもん。
...いやシュピーネさんはここでベアトリスの提案にノるのもアリだったのでは?
あっダメだ、黄金呼び出しする気だもんなベアトリス。
シュピーネさんにとってNGすぎる。
一方の双頭鷲サイドもベアトリスの目論見などお見通し。
すべて把握した上で戦争に踏み切った。
こうなってくると一人空回りしてるベアトリスあほだなぁなんて思うが、これ以外方法があったかっていうと無さそうだもんなぁ。
あらためて各々の狙いを確認してみると、
・ベアトリス→ラインハルトを現世に呼び出し打倒(黄金錬成必須)。
・双頭鷲→現世組の心を乱し、最終的に黒円卓崩壊(螢ルートEND)。
・トリファ→ベアトリスの排除。
(ベアトリスの難易度が明らかにおかしいのは置いといて)戒&螢のことを考えると確かにこのタイミング、この作戦しかなかったかもなべーやん。
逆にこの2人がいなければ、本編、それも共通ルートの段階で蓮たちの味方になってたかも。
エイヴィヒカイトや聖遺物についても詳しいし、何より強い。オマケにヒロイン力だって高い。
...螢なんていらんかったんや!
教会地下、先んじて出陣したべーやんを除く団員集合。
現状確認とともにシュピーネさんの有能さがここでも強調される。
なあスカしてんじゃねーよベイてめーこの野郎。シュピーネさんに「ありがとうございました」の一言もいえねえのかこのカスが!!
......おっといけないいけない。シュピーネさんのこととなるとついカッとなってしまうぜ。
一番槍で戦地へ行ったべーやんが裏切ることを危惧するメンバー。
裏切りの原因は戒にアリと、みんなからウザくもてはやされる戒兄さん。
リザさんはイカベイで活躍したため傍観を決め込む。
三人衆、特にベイは「黎明」でのべーやんとのケリを着けられるとノリノリで出陣。
残った戒とトリファ。
ベアトリスを既に裏切り認定しているトリファは、連座で戒ごと処分する方針。
嫌ならベアトリスを止めろと、戒を追い詰める。
ト「私はどちらでも構いませんよ。何せ、二位(カイン)になれるサクライはもう一人いますからね」
戒「待て——ここに誓え聖餐杯」
「僕がベアトリスを制したら、彼女の罪を不問にしろ」
必死の懇願。
しかしアタマのいい戒らしくないぜ。
こんな提案を神父が鵜呑みにするわけがないのは分かろうに。
戒「僕がカインになればすむことだから」
最悪の決断に至る戒。
案の定含みのある言い方で承諾する神父。
黎明時代の寂しくも優しい神父は完全に死んでしまった......。
本格的に開幕する黒円卓vs鷲
シュピーネさんが生き生きしていて見てるこっちもホッコリ。
ル「わぁお、お見事。芸術的ぃ」
シ「いえいえ。とんだお目汚しで」
そんな中でフォルカー再び。
愛しのビッチアイドルアンナちゃんに逢えて興奮値が振り切れるファンクラブ会長。
しかしそんな純情は腹黒ビッチには届かず、
ル「んー、あいつ何言ってんの?なんであんなハァハァしてんの?意味全然わかんないんだけど」
ファンの顔ひとりひとり覚えているような清純派ではないアンナちゃん。
しかし、届かない者に手を伸ばしたいその気持ちはよくわかると、影の海を展開。
フォルカーの愛は届くのか!?
一方橋の上にてヴィルヘルムはジェーンと接敵。
ベトナムでベイに逢って以来、“死人”というプラシーボで外見年齢が当時のままなジェーン。
コイツも十分魔人だろ。仮にジェーンも聖遺物持ったら創造位階までいくんじゃないか?
そんなド変態ジェーンを前にし、ベイも本来ならたっぷり相手をしたいが今の優先はベアトリス。
邪魔するジェーンにいつものごとくブチ切れかます。
ジ「その爪で、その牙で!私の心臓を抉りたいと言いなさい!言ってよ、ねえ、お願いだから」
ヴ「ほざけや、鬱陶しいんだよ変態がァッ!」
よく言ったベイ。
公園ではシュピーネvs鏡花
鷲の雑兵相手に厳然な実力差をみせるシュピーネさん。
さらに鷲の狙いをおぼろげながら見出してる。
シュピーネさんの有能ぶりが止まらない!
しかしここで選手交代のお知らせ。
悲劇の主人公、戒参戦。
鏡花にやさしく語りかける声が逆に怖いです:(;゙゚'ω゚'):。
戒もシュピーネも、鏡花が鷲の一員であることはとっくに承知済み。
鏡花の潜入目的はベアトリスと戒の関係を切り裂くこと。
ふつうの学園生活をおくらせることで、戒の人生観を少しでも変えさせる。
そのうえでズタズタにするという、まわりくどくも、戒やべーやんあたりには効果がありそうな計画。
鏡花は銃弾を放ちながら、言葉でも戒を攻めていく。
戒の甘さ温さを笑う。そんなんだからアンタは私を殺せないでしょうと。
笑いながらも悲哀を感じさせる声音がすごい。
攻めているのに壊れそうなのは鏡花の方。
中の人の好演がすさまじい。
だが兄さんは鏡花が思っているような人種ではなかった。
戒「誰が」
「君を殺さないと言った」
偽槍が唸りをあげ、戒の秘めたる祈りが展開される。
戒「総て僕が引き受ける。呪いも、穢れも、毒も、何も」
“禍災に悩むこの病毒を この加治にて今吹き払う呪いの神風”
“橘の小戸の禊を始めにて 今も清むる吾が身なりけり”
“千早振る神の御末の吾なれば 祈りしことの叶わぬは無し”
“ 許許太久禍穢速佐須良比給千座置座 ”
戒兄さんまじカッケー。
惜しむらくはボイス有で収録してほしかった。
神咒からの流用でもよかったから。
創造名を戒兄さんのイケボで聞かせてほしかったよ~ん(泣)。(というかそもそも創造名も金本で発覚しなければ永遠の謎だったよ)
圧だけで圧倒し、結局戒は鏡花を殺さず見逃す。
その後彼女はどうなったのであろうか?
各地の戦闘も終息へ。
ルサルカはかつてルーマニアにて“若い子食いまくりの旅”をしており、フォルカーはそのときの被害者。
ル「えー、キモーい。十回二十回突っ込ませてあげたくらいで、勘違いしちゃう男ってさいてー」
童貞よ、これがビッチだ!
マンホールで生活していた子どもらを殺しあわせたのち影で喰らった魔女。
フォルカーはたまたま生き残っただけだった。
哀れなファンにトドメをさすルサルカ。
しかしフォルカーは栄誉会長として意地を残す。
フ「君の、行く末には、何もない。誰にも、何処に、辿り着けないと......予言するよ」
「カール・クラフトにも、言われたんだろう?なるほど、確かに彼は正しい。君は、そういう運命なんだと、確信した」
ジェーンもまたヴィルヘルムに最期の言葉を残す。
ジ「そう、あなたはずっと奪われ続ける。何も分かっていないから」
「神様ってね、とても意地悪でどうしようもない性格だけど」
「愛にだけは、怖いくらい真摯なの。不真面目な遊び人には、絶対望みを叶えてくれない」
メルクリウスの理解者がこんなところに!!
やはり変態の気持ちが理解できるのは変態だけなんだな!
水銀後援会のラインハルト、メトシェラ、ジェーンでオフ会でも開けよ。
ジークリンデは黒円卓の本丸・教会にて神父と対峙。
彼女のルーツは、レーベンスボルン。技術が東に流れた結果に誕生したデザインベイビー。
読心術や予知をふくめ様々な能力を得たことで、本来のジークリンデの人格はすでになくなってしまった模様。
そんな姿にかつての自分の末路をみるトリファ。
哀れに思う一方で鷲に対しては最初からなんの脅威も抱いておらず、この戦争で排除したかった本命はベアトリス。
思い通りに事が進み「戦乙女は実にいい鴨だった」と嗤う。
凄まじい外道ぶり。まさにゲスの極みだ。
まあそんな感想も本編で手のひらクルクルしちゃうんだけど(〃∇〃)ゞテヘッ。
黒円卓相手に一定の戦果を挙げたジークリンデ。
しかし撤退する気配はない。
ジ「わたしを優しく、抱きしめてくださらないかしら。神父様」
ベアトリスvsアルフレートも決着。
人の身でここまでベアトリスに肉薄したアルフレートおじいちゃんマジすげえ。
そんな幼馴染に、ヴァルハラを落とすと静かに告げるベアトリス。
べ「さようなら、親友」
ア「さらばだ、腹立たしい馬鹿娘」
「一度くらいは、貴様を手に入れてみたかったよ」
......なにコレ切ない。
しかしそんな余韻に浸る間もなく現れる小物三人衆。
言質をとった小物どもが裏切りだー裏切りだーとざわつく中、毅然と剣を構えるベアトリス。
獣の群れには退かぬと。
ヴ「面白ぇ、面白ぇよ、おまえはほんとに。相変わらず勇ましいこった」
ベ「そっちこそ、相変わらず下種ですね。救いが全然見えませんよ」
ヴ「だから、言ったろ。そんなもんは生まれてこの方、ただの一遍だって感じたこたァありゃしねえよ」
『黎明』の焼き直し。
『イカベイ』で散々漫才していた2人のマジ激突。
クラウディアが悲しんでるぞ2人とも。
残された小物2人はヤムチャ状態。
どっちが強いかなぁなんて雑魚な会話を交わしていると、
戒「——どけベイ」
悲劇の主人公、戒再参戦。
一発で退場させられるベイ。
ダサいダサすぎるベイ中尉。
クラウディアもいろんな意味で泣いてるぞ。
それにしてもこのシーンの戒のおどろおどろしさは凄まじい。
シュピーネさん曰く、能力のタチの悪さはマキナクラス。
始まってしまう最後の戦い。
激昂するベアトリスの声が痛ましい。
退けと声を荒げるも、戒は退かず。
両者お互いを救いたいと願い。
螢が人質に取られている以上、どちらかがツケを払うしかない。
戒「どのみち僕は間に合わない。いま始めても意味がないなら、時が来るまで耐え続ける。カインであり続ければいい」
「螢が普通に、幸せに、生きていくことができればそれで——」
やめろ戒、おれを泣かせるな。
早く折れてくれと祈る戒。
だが気持ちはベアトリスも一緒。
被害が少ないうちに、一秒でも早く勝つと決意。
ベアトリス創造発動。
そして——。
抱きしめたジークリンデより事態の顛末を見るトリファ。
「それで?だからなんなの?」というトリファに対し、勝利宣言をするジークリンデ。
黒円卓全員ギロチンにかけられる未来を見る。
ちなみに正田卿いわく、ジークリンデは黄金・水銀・諧謔蓮の三つ巴の未来まで“見え”ていたというのだからハンパじゃない。
そう考えると鷲たちが与えた影響のデカさはトンデモないな。
…しかしジークリンデが惜しかったのが、三つ巴後の水銀必殺“ちゃぶ台返し”までは見通せなかったコト。
黒円卓壊滅を狙った鷲も、
黄金をかすめとろうとした首領代行も、
結局回帰せざるを得なかった水銀も、
誰も勝者がいないじゃないか!なんてこった!
抱きしめつつその腕の中でジークリンデを抹殺するトリファ。
今際の際にその業を指摘されるもどこ吹く風。
“聖餐杯は砕けない”
リザにテレジアを任せ、自身は螢をベアトリスの後釜にすべく行動開始。
螢の子ども時代終了のお知らせ。
“君はキレイだよ、ベアトリス”
“誰よりも、何よりも、櫻井戒はベアトリス・キルヒアイゼンを愛しているから”
“それを誇りに思っていること、どうか宣言させてほしい”
キャラ雑感
ベアトリス
道を照らす光になれなかった戦乙女。こんなにいいキャラなのにこっから義妹ルート後半までマジで出番ないからなぁ。
戒と最終的に結ばれるのが第七天の世界とか正田卿はどんだけこいつらに対してSなんだ(震え)。
櫻井戒
本編じゃあ動く屍でマキナに殴られるわ、エレオノーレに消し炭にされるわ可哀そうな人。その分妹ルートラストの輝きは作中トップクラス。
こんなステキなお兄さんの妹がどうしてあんな残念な子になってしまったのか。聖餐杯が悪いねたぶん。
あとおまえらの一族、創造名読みづらすぎるんじゃ!!
ジークリンデ
不気味な強さというか怖さを存分に見せつけてくれた人。
ブログ主は案外好きなキャラだったり。
この子も転生後は幸せになってほしい。
小物三人衆
それぞれ自分の業や呪いを再確認できるいい機会でしたね。
え?シュピーネさんに課せられた呪いは何って?
共通ルートで殺されるっていう呪いさ!!
双頭鷲
それぞれ想い人にその丈をぶつけた様は印象的。
魔人連中相手にただの人間としては大健闘したと思う。
あんな局長を持って大変だなあと思ったが、部下は部下でアルフレート以外ヤバくて草。
アルフレートは最後まで友達止まりだったのがとても切ない。
「Song to the Witch」でも登場したらしいんだよなぁ。読書欲でてきちゃうよぉ。
鏡花ちゃんは学園パートからバトルパートまで見事な道化ぶり。
中の人地味に演技うまかったね。
トリファ
このひとわるいひと。
やっと本編の感想に入れるな。
ここまででかなり救いのない終わりを見させられたから鬱憤たまっちゃったよ。
まぁカスミルート救いもクソもねえんだけど。