映画「来る」感想
ダイナミック除霊
story:サラリーマンの田原秀樹は妻の香奈、娘の知紗と幸せな家庭を築いていた。しかし家庭内は徐々に不穏な空気が流れ、やがて怪現象に発展していくーー。
とっくに感想記事書いたと思ったら、ぜんぜんそんなことなかった。
印象としてはやはり、やたら豪華な俳優そろえたなという感じ。
その甲斐なのか、どのキャラも原作のイメージぴったり。
とくに秀樹なんて小説からそのまま出てきたかのよう。
妻夫木聡さんマジすげー。
松たか子さんもミステリアスかつ格上オーラ全開でステキ。
以外なキャスティングは柴田理恵さん。
これだけの役者さんの中、存在感が圧倒的だった(無論いい意味で)。
長年コントやられている人は演技もお上手なんだなと実感。
地味においしい役どころだったしね。
ストーリーは序盤から中盤にかけて見事に原作通り。
賛否があるのはやはり終盤のアレか。
あの突き抜けた感はブログ主は好きです。
下の方でネタバレ感想
除霊シーンがとんでもない大がかりなことに。
原作との最大の相違点であり、原作組であればあるほどパニックに。
いやブログ主はかなり笑っちゃいましたよ。
JKたちは自撮りしてるわ、坊主と神主はいるわ、巫女さんがムダにかっこいいわ、逢坂セツ子(柴田理恵)はなんかすごそうな空気だしてるわで、カオス状態。
そしてこいつらを意に介さない”ぼぎわん”の強さ。
原作では由来からなにからしっかりした土台があったんだけど、映画じゃその辺総スルー。
あくまでも演出優先てことかしら。
原作じゃあ無双していた琴子も、映画じゃあ血吐かされてたしな。
小説は小説、映画は映画と割り切る必要あり。
怖いんだけどドコか笑える。
アレっ?これって伝説の貞子vs伽椰子と同じじゃないか!
そりゃあ俺に刺さるわけだ!
続編は観たいけど、きっと別物になるであろう。
そんな映画。