ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

『相州戦神館學園 八命陣』晶ルート第八話 感想

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“ずっと守っててやるから安心しろ、晶” 

 

真奈瀬一家の絆を感じる第8話。 

 

 

 

 

八幡宮の境内で向かい合うは聖十郎と......前話から消息不明とされていた剛蔵! 

剛蔵は聖十郎が長年手にしたがっているモノを知っているが、そのために行ってきた鬼畜の所業を見過ごせないと説得。 

対する聖十郎は、相も変わらず傲岸不遜。傀儡の恵理子を召喚し、剛蔵を煽る煽る。 

 

 

 

 

一方、我堂家に世話になっている四四八たち。 

現状のままではいけないと、もう一度夢界に入って現実を元通りにしたいのだが......眠りについても邯鄲に入れない異常事態。 

今のところ全員国家反逆罪で追われる身。そうなるとやはり家族が心配なため、各自家の様子を見にいくことに。 

四四八は晶に付いていく。 

 

そして真奈瀬家に辿り着くも、やはり誰もいない。ショックを隠せない晶。四四八にしてみても、剛蔵は父親同然なため心配が募る。 

 

 

あらためて八幡宮でみんなと合流。 

各家追手が迫っていてもおかしくないのに、どこも普段通りとのこと。

謎ばかりが増えていく中で——不意に奥の方から爆発音。

現場に向かうとそこには怨敵聖十郎と、倒れ伏す剛蔵!

予期せぬ遭遇......しかし四四八は好機と判断。なぜならココは現実世界で、魔的な力は揮えない。シンプルな腕っぷしがものを言う。 

ゆえに躊躇なく仕留めにかかる四四八。しかし聖十郎の薄ら笑いは止まらず......。 

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なんと咒法を行使!モロにダメージをもらう四四八。その後も聖十郎は当たり前のように夢の力を発動させ、圧倒的蹂躙ショーの幕開け 

四四八たちも夢を使おうとするも、発現ができず......。理不尽この上ない。

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肉体面のみならず、精神面でも砕きにかかる聖十郎。なんと死んでいる剛蔵の上に剛蔵を召喚

何がなんだかポルナレフ、聖十郎はそのまま「娘を殺せ」と命じる。

 

剛「セージ、俺は......おまえの言いなりにはならんッ」

聖「まだ逆らえるのか、大したものだな。いや、結局のところはどうなんだ?」

 「反抗だけでなく自我もあるのか。いいぞ。ますます興味深い」

 「まだ幾らかの価値はあるようだな。認めてやろう、俺の道具になるがいい」

 

己以外は、道具か否か。その終わってる価値観は、実の息子であろうと容赦ない

聖十郎の狙いは、四四八からとあるモノを奪うこと。

問題はその簒奪タイミング。現段階の四四八は未完成、しかしそれゆえ力関係は圧倒的。第五層は四四八が潜在的に赤子帰りすることもあって、このタイミングも十分アリでは?と思考が傾く。

 

そして聖十郎は場を制すべく、今度は花恵教官を召喚。より凄惨になっていく中、四四八はなんとか憎しみを糧に耐え続ける。

......が、それが爆弾のスイッチ。ついに詳らかになる聖十郎の能力の一端。不意に四四八たちを襲う極大の病魔

血反吐を吐き散らしなら行動不能に陥る一同。

唯一なぜか無事な晶も、花恵の容赦ない剣閃により沈む。

 

 

敗北の闇に沈んでいくなか、意識だけは明瞭としている。そんな中で、晶は自身へ問いかける。

晶「どうしてあたしはこんな、みんなを守りたいと思うようになったのかな......」

自己のルーツ、だれかを守ることにどうしてこだわるのか......原点ははるか昔、思い返す幼少期。そこにはいつも、自分を守ってくれる大きな背中がいて——

 

剛「大丈夫だ晶、心配しなくてもいい」

 「俺が必ず助けてやるからな——

 「四四八くんも、みんなもだ」

 「全員揃って、朝に帰してやるからな」

 

 

 

晶が次に目を覚ますと、そこは我堂家。

鈴子パパ曰く、剛蔵が全員抱えて連れて来たとのこと。

しかしその後剛蔵は再び行方不明。さらに晶以外の面子はとても楽観視できる状態になく......。

 

四四八......末期癌

水希......脳腫瘍

鳴滝......白血病

栄光も歩美も同じく重篤な病に冒されており、今にも息絶える寸前。

 

この重たい現実......許容しきれない晶は、知らず自身の家へ。

 

そこには、父からの手紙が。

内容は娘への謝罪と感謝、そしてこれからの幸せを祈るメッセージ。 f:id:yurayura3:20220101113907j:plain

消えかけていた心の火が、静かに灯る——。

 

 

第9話→『相州戦神館學園 八命陣』晶ルート第九話 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと

 

 

出典元:www.light.gr.jp