『相州戦神館學園 八命陣』晶ルート第七話 感想
“それが私の戦の真”
“武運を祈ります、愛しい四四八”
晶ルート......というより実質聖十郎ルートに突入。
いろいろ言いたいことはあるが、とりあえずMVPは鈴子の親父。
恵理子のモノローグ。
彼女は出自が少々込み入っており、それゆえ“家族”というものに人一倍憧れを抱いていた。
後の伴侶となる、柊聖十郎との出会い......恵理子にしてみても、当然危険人物であることは分かっていた。それでも......
“この、涙が出るほど終わっている男の人を、無視することが出来なかった”
“だって、この人はそうしないと崩れてしまう。傲慢で、強欲で、たった一人のまま全世界とも戦えるような自負の男性でありながら、砂の城のように儚く脆い”
聖十郎から求められた恵理子。妻となることは、彼女にとって大きな戦いの始まり。
自分たちの子どもが、いずれ彼を救済してくれると信じて——。
目を覚ます四四八。そこは自室。
前話でいろんな奴からフルボッコにされたのを思い出しながら、なぜ生きて現実に戻ってこれたのか、なぜ修学旅行中だったのに鎌倉の実家にいるのか、不可解な点が多く混乱状態。
晶からの着信で、ひとまず全員の無事は確認ε-(´∀`*)ホッ
とりあえず合流し、上記について話し合うも謎は謎のまま。
各人家の様子は普通だったものの、晶の家だけ父親が不在だという。心配なものの、一旦保留。
なにか手がかりが掴めないかと、一同は千信館へ向かうことに。
そこは——
クラスの雰囲気は異様。
さらに入ってきたハナちゃん先生は、なぜか戦真館の服。
その発言も、
花「今現在がどのような時勢というのかは、貴様らとて知らないわけではないだろう。そう、欧米列強との剣が峰であり、激戦の最中に他ならない」
「一人でも多くの首級を上げて、我らが同胞の力となれ!」
と、時代錯誤の発破に呆然とする四四八たち。
たまらず声を荒げた鈴子だったが......
芦角先生、躊躇なく発砲!
囲まれる前に、鈴子を抱え一同即座に脱出。
その後、全員で鈴子の家へ避難。鈴子は一命をとりとめるものの、ここでリタイア。
失意の中、TVのニュースで現在の日本がどのような状況になっているのか、ようやく知る四四八たち。なんと戦時真っただ中。
前話での敗戦が影響し、歴史が大きく変わってしまった......。
その夜、キーラ戦の反省をする四四八と晶。
何もできないまま敗れてしまったことを悔やみ、次こそはと決意を胸に。
晶「もう、今後はやらせない」
「絶対にだよ。ここに誓うさ。だから......もう一回だけ、あたしを信じてくれないか?」
お互いその気持ちが友達以上になっていくのを感じ取る。
しかし事態は依然不穏なまま。
八幡で何かを狙っている聖十郎で、第7話は終了。
第八話→ 『相州戦神館學園 八命陣』晶ルート第八話 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと