ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

『相州戦神館學園 八命陣』第六話 感想・弐

“セージ、おまえの息子は面白い” 

 

 

後半は怒涛に次ぐ怒涛の展開。 

二転三転する状況に、ブログ主の頭が追いつかないv(゚∀。)v。 

 

 

 

 

 

夢界はついに第四層突破の日に。 

戦真館では着々と邯鄲法の準備が進められていく。

穂積百も何者かと接触。ただのモブと思われていた彼女も、何か役割があり......。 

辰宮チームも舞台の設置に大忙し。野枝は自由行動を許され、花恵は四四八たちの監視。そしてトラウマのせいでかなりピリついている幽雫は、百合香の護衛に回される。

 

そして、ついにその時が。

当時落ち目だった神祇省の復興を目論む物部黄泉によって、戦真館に邯鄲法が持ち込まれる。

彼の大仰な宣誓により、いざ学生全員邯鄲へ。

 

そうして落とされた学生たちは、競うように殺し合いを開始!みんな正気じゃなくなっており、場はまさにカオス。

そんな中穂積百も、自身がこの時死んだ身であったことを思い出す。

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う~ん、超ホラー

 

 

かつての幽雫は、自分以外の全員を殺すことで、この惨禍を乗り切ったとのこと。学友たちを切り伏せてったんなら、そりゃトラウマにならぁ......。

しかし、四四八含め千信館のメンバーは、その選択を拒絶。幽雫を軽視するわけでなく、むしろ尊敬する先達とは異なる答えを示してこそ、自分たちの戦の真だと信じて——

 

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「「それが、俺たちの千信(トラスト)だから」」

 

——第四層は突破される。

この事態に、見守っていた幽雫は困惑し、百合香はモロに不快感。なぜなら現実問題、何も解決できてないに等しい。ただ「殺さない」と宣言しただけ。

唯一喝采をあげているのは、現場を取り仕切っていた狩摩のみ。

そんな狩摩へ、なぜ突破を許したのか問い詰める百合香だったが、GOサインを出したのは自分ではないと狩摩は告げる。

狩「設定したのは“あいつ”じゃし、なら必然“あいつ”の趣味よ。なんともやりそうなことじゃないか?」

 「好きじゃけえのォ、あれは愛じゃ勇気じゃいう青いもんが。それを守ろういうんが奴の楽園(ぱらいぞ)——なら小僧どもは資格ありじゃ、ちゅーて俺は思うが」

 

続けて、

 

狩「見とけやお嬢、甘粕っちゅう男を舐めたら死ぬで」

 「あれは気に入った奴にこそ、洒落にならん真似をする輩じゃ」

 

 

 

そんな狩摩の言う通り、四層突破の喜びも束の間——五層ではキーラちゃん率いる鋼牙がスタンバイ!

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ここでキーラちゃんの背景がちらっと説明。

元々の血筋が魔術師の家系であり、本人も(夢界関係なく)人外の力を有しているとのこと。相変わらずそっち系の分野が好きだなこの作者。

 

いち早く彼らの迎撃に出た花恵。しかし瞬殺!

悲しむ間もなく接近してくるキーラ。余韻もなにもあったもんじゃねえ!!

キ「キーラ・ゲオルギエヴナ・グルジョワ参上!行くぞ戦真館の小童ども。貴様ら明日の朝日はないと思えッ!」

 

五層に到達と同時に、散り散りになってしまう四四八たち。すでに鋼牙兵たちは布陣済みという最悪の展開。合流地点を理事長室と定め、各地で戦闘勃発。

それぞれが苦戦を強いられる。鳴滝は素手で銃兵を相手どらねばならず、栄光は生来の優しさからトドメをさすことを躊躇。晶と鈴子は互いを庇いすぎて、チームプレイにならず。

そんな中でも優勢に進撃できるのは、破段をモノにし始めてきた四四八と化け物スナイプの歩美。

2人の勢いを皮切りに、窮地だったそれぞれのメンバーもなんとかその場を切り抜ける。

唯一栄光に限っては、狩摩の部下・泥眼がなぜか助太刀に。

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泥「......情ケナイ」

 「アナタ、モウヤメナサイ。向イテナイカラ」

 

ナチュラル煽りに栄光もブチギレ。今後泥眼を無視できなくなっていく。 

 

 

なんとかかんとか、水希を除き全員学長室へ集合。 

籠城を試みようとしたが、まさかまさかの入室ロック。 

こうなってくると依然状況は圧倒的不利。迫りくる鋼牙兵、覚悟を決め殿を務めようとした四四八だったが......。 

 

キーラちゃんの馬鹿火力により、全員校舎外へ吹っ飛ばされる。 

否応なしに始まる戦真館vsキーラ。自身の兵たち以外を塵と断ずる彼女の在り方に激昂する四四八。劣勢を承知の上で、この状況を打破せんと気合いの入る戦真館。 

奇跡の逆転劇が始まる——

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キーラのなんてことない腕の一振りで、回復の要である晶がダウン。 

校舎を両断した後、なんと片腕でその校舎を持ち上げる(゚д゚)!! 

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投げつけられる校舎。迎撃に出た栄光だったが、逆にカウンターを受け撃沈。 

これで最終手段である、キャンセルによる夢界からの強制離脱が封じられる......。 

さらに援護の要である歩美も脱落。四四八の手が次々と潰えていく。過去最高潮の絶望がここに。 

 

キーラの膂力は化け物クラス。さらに楯法(ディフェンス)も常軌を逸しており、現状の四四八たちでは害することなど到底不可能。 

結果、全員が血ダルマに......。 

 

誰がどう見ても主人公たちの敗北。バッドエンドまっしぐらな中——状況はさらにカオスになっていく!! 

 

まず3話からずっと恵理子人形を苛め続けていた空亡が突然空から見参! 

唐突に始まる空亡vsキーラ(鋼牙)。 

四四八らを圧倒したキーラを圧倒する空亡。尋常じゃない回復性能が逆に仇となり、いつまでも蹂躙しつ続けられるキーラちゃん。この世の終わりみたいな絵だ。 

 

 

そして、いつの間にか聖十郎含めたすべての勢力がそろい踏み。 

キーラが完膚なきまでに粉砕されたところで、ついに今作のラスボスが主人公たちの前に——。 

“誰も、彼も、残らずみんな......同盟も対立も等しく茶番だ” 

“事象の中心には、いついかなるときもこの男。他はすべてこいつの周りを回っている衛星(はやく)でしかなかったのだと理解した” 

 

 

そうして選ばれた者が、四四八の首筋に歯を突き立てる——。

 

 

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出典元:www.light.gr.jp