Uruの壮大なMV。
story:ある日都内の大学で女子大生が父親を刺し殺す事件が起きた。臨床心理士の真壁由紀(北川景子)は彼女の話を聞く中で、事件の真相に迫っていく——。
出てくる役者さんたちが軒並み好きだったので、事前情報なしで視聴。
え?2人とも30半ば?嘘つけどっからどう見たって大学生で通用してたぞおいどうなってんだ。
そんな神に選ばれた容姿を持つお2人を中心に進んでいく今作。事件を追っていくうちに自分たちの心の闇にも迫っていくという2重構造のストーリー。ありふれてるっちゃありふれてるけど、役者さんたちの好演もあって魅せられました。
そしてなんといっても印象的だったのは、主題歌・挿入歌を担当されたアーティストのUruさん。
まぁ透き通った歌声で、似た系統でいくと手嶌葵・Aimerのような感じ(ってか観てる間はずっとAimerだと思ってた)。
楽曲は2曲とも映画に合わせて作られてるため、そらもう映像にドハマり。
特に挿入歌『無機質』はシーンと相まって印象にとてもよく残りました。
下の方でネタバレあり
≪warnning≫
ここからネタバレあり
≪warnning≫
子どもは親選べないよね......っていう。
女子大生が事件(事故)を起こしたのも、主人公の由紀が異性に対して警戒心を持つようになったのも、結局は家庭環境が原因。
買春していた由紀の父親は当然キモいが、それを許しかつ娘にサラッと話す母親もキモい。ってか高岡早紀はこのテのキャラうますぎな。1分も出てないのにすげー強烈だったわ(笑)。
母親といえば木村佳乃。
この人もヒス女が板につきすぎててヤバい。心理士じゃなくても「この母親やべえな......」ってわかるもんな。カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ
悲劇の娘を演じた芳根京子さんも素晴らしい。ただのメンヘラかと思いきや、終盤で勇気を持って法廷に挑み、敗れたもののラストは憑き物が落ちたような爽やかな笑み。美人。もっとTV出ろ。
それと後半北川景子と中村倫也がバチバチに口論するんだが、そのときの北川さんの悔しがる演技がすごい......!言い返したいのに言い返せない、「......っ~~~~!!」という声にもならない表情と仕草はマジで心ゆさぶられた。この人ホント化け物だわ(感嘆)。
最終的に窪塚洋介に全部持ってかれる。イケメンで家庭的で聖人とか、なんだ?ブログ主に死ねって言ってんのか。そんな映画。