ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「神咒神威神楽 曙之光」如月・秀真 感想

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“だからこそ、私もまた美しい輝きを目指すのだ。黄金の光のように——

 

 

『曙之光』で追加された章。

まさか龍水にスポットがあたるとは。

そんな彼女のひたむきさがよく分かるお話。

  

 

御前試合から数日。

あの試合での不甲斐なさを反省する龍水。

“首筋に刃を突き付けられる状況に置かれて初めて、冥府へと連なる断崖のその深さを知った心地。黒々と昏い穴の底の見える際まで、間違いなく自分は立たされていた”

...この文章すげえな。厨二ワード全開すぎだ、正田卿絶好調じゃないですか。

そんなわけでさっそく朝練にいそしむ龍水。

階段ダッシュするわけだが、この階段ェ......。

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余談になりますがブログ主の勤務先の近くに神社があり、そこの階段もえげつないので、このCG絵見ただけでゲッソリ......。

 

 

久雅家には夜行が来客。

龍明より託された依頼を竜胆に伝える。

「龍水の成人の儀に出席しろや。ちなこれ強制な(^◇^)

......依頼?

東征前のこの忙しい時期に、実利主義な龍明らしからぬ誘い。

そのことについて夜行は、

夜「ある種の当て付けかもしれません。私の眼から見れば対抗意識というものも見え隠れしていると、そう感じられる。それは今も」

 「旧い知り合いにでも、母として負けたくない相手がいるのやもしれませんな」

あの姐さんがリザ相手に母親対決とか......最高すぎて言葉にならん。

 

そんな大事な話し合いを、隣室から聞き耳たてていた覇吐。

爾子に見咎められ、なぜかチ〇コを出す流れに。

出そうとする大男と防ごうとする犬。

なんなんだこの作品は......?

 

その後そんなこんなで竜胆たちの部屋へ流れ込み、なんやかんやで覇吐も成人の儀に出席することに。

 

 

そして儀式当日。

滞りなく進行するが、神楽が佳境にに入ったところで龍水が気絶。

そばに駆け寄った覇吐・竜胆も同じく昏倒。

儀式の狙いは始めからここにあった。

龍「まったく、齢を重ねるたび師へ似る我が身を嘆くのみだよ。計略に気を揉むことが日増しに巧くなってしまう」

かつて螢ルートでベアトリスが言っていた通り、謀略や奸計の人ではない龍明。

しかしこれまた螢ルートで実証された通り、その手の類もなんなくこなしてしまうのが姐さんのスゴいところ。

今回の儀式も最初から覇吐・竜胆・龍水のレベルアップが目的(まぁリザへの対抗意識もあろうところは可愛いが(*゚∀゚*))。

 

 

気絶から目覚めると、そこは龍水の心象世界。

察しのいい覇吐は、これまでのやりとりから龍明たちの意図を看破。次いで竜胆、龍水も。

与えられた試練を乗り越えようと、3人は目の前にそびえる階段を上り始める

 

上った先で待っていた人物は......龍明。

しかし龍水にかける言葉が、

龍「いつもおまえを見ていたぞ。厳しく接したこともあっただろうが済まないな」

 「おまえは正しく、私の自慢の娘だよ」

 「覇吐、それに烏帽子殿。二人にも礼を言わねばならんな」

 「年上の兄姉がいるというのは、このような気持ちなのかも知れんな」

......なにこれ気持ち悪い。

なんだこの歯の浮くようなセリフの数々は。

「反吐が出る」「貴様の慟哭はぬるい」「腐っている」

こうした数多にわたる暴言諫言こそ姐さんが姐さんたる所以では。

決定的だったのは、「試練をやめて戻ろう」という一言。

これに、誰よりも龍明を奉じている龍水がブチギレ。

水「おまえは——誰だ」

 「私の母は——御門龍明は、一度追い求めたものを成さずに投げ出すような下劣ではない」

 「その深淵は杳として知れないし、不安に思うこともある。けれど、それは他者にも己にも厳しく、いつでも視線は遥か先を見据えるがゆえなのだ」

よく言った龍水!!

 

偽龍明は消失。

その後も龍水の心を抉るような試練が続くも、3人はなんとか頂上へ。

 

いよいよボスとご対面。

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うおぉぉ......。なんか見てるだけで不安になるビジュアルだ。ようこんなの描いたなG氏。

ブログ主がチビリそうになる中で、覇吐がこの化物を見て思った感想は特殊。

「目が2つでよかったぁε-(´∀`*)ホッ」

畸形のトラウマ半端ねえな。

 

化物の中身は夜行。

さすがは天狗道の優生住人なだけあって、煽りスキルが異常。

覇吐を軽くあしらい、龍水をネチネチネチネチ苛める。

しかし、許婚と母親の悪口を言われたとあって黙っていられるチンチクリンではない。

彼らが尊く眩い光であり、貶めらることが誰よりも許せない。

そして、彼らに相応しい自分になることを強く望む。

水「遥か高みで輝く勝利(おかた)を、求めることだけは諦めない!」

この言葉、立派に龍明の娘じゃないか。

 

覇吐が一撃決め、十分満足した化物(夜行)は撤退。

竜胆の影の薄さよ......。

 

 

試練終了。

無事もどってきた彼らに労いの言葉をかける龍明。

そっけないながらも、だからこそ本音だなぁと感じさせる。龍水が喜ぶのもよくわかる。

だが夜行、テメーはダメだ。

 

 

ということで加筆された龍水のレベルアップ回。

龍水の心情がよくわかるとてもステキな話だが......覇吐と竜胆いるコレ?。

覇吐はモロにかませだし、竜胆なんて空気だったぞ。

 

 

弥生・秀真→「神咒神威神楽 曙之光」弥生・秀真 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと

 

出典元:www.light.gr.jp