ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterXⅢ 感想

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“魅せてくれ。幻想にはならぬと言ったその絆(レギオン)”

“あるいはそれで、私も夢から覚めるかもしれん”

 

 

最終章前半。

三騎士それぞれへ引導を渡す、最高にかっこいい主人公の姿が!

 

 

 

玲愛は再びアルフヘイムに降り立つ。

イザークも姿を現す。

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......さすが黄金の息子。めっちゃイケメン。

声もイケボだよなぁ......玲愛と同じ人なんだよな...声優さんってすげえ。

話がしたい玲愛とは違い、イザークはさっさと流出を始めたいご様子。

玲愛へ“不死創造する生贄祭壇”を迫る。

言うだけ言って、以降ダンマリ。

負けじと玲愛も自分の使命を全うすべく、言うべきことを告げる。

「黄金の愛は、たとえ実の息子であっても平等」

それこそが黄金の弱点。

玲「あなたの声に応えていないから、あの人は全力を出せないんだよ」

 「心臓が無くても自分は動ける、力を出せる......そんなことも疑えないから」

その結果は、マリィルートで証明された通り。

玲愛の指摘は正しいものの、超絶ファザコンイザークには響かない。

黄金の法則が絶対であることを掲げ、こんどはイザークから玲愛へ説明タイム。

イ「我らは総てを押し流す。流出とはな、ただエイヴィヒカイトの最終位階を示すのではない」

 「それは“座”の交代」

明らかにされる神座システム。

世界は代々の流出者の法則により成り立っている。

このときはまだ話がここまで大きくなるとは夢にも思わなんだ......。

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とにもかくにも今の世界はクソだから、修羅の地獄で上書きするのだと説明。

口調は事務的ながらも、どこか誇らしげにも聞こえる。

反対に、一息に世界法則だの座だの、カオスな情報を叩きつけられて唖然としてしまう玲愛。

 

しかしそうなってくると湧き上がってくる一つの疑問。

“誰がそんなことをラインハルトに教えたのか”

浮かんだ疑問は、しかし両者とも一瞬で氷解

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見えてきた真実。

2人は別々の想いを胸に、ゾーネンキントとしての役目へ——。

 

 

一方、現世。

広がっていく城を目に、司狼たちの魂をとり返さんと猛る蓮。

フィナーレの禍々しさは、本当に完成されてるぜ……(惚れ惚れ)。

相対するはChapterⅩで蓮に煮湯を飲まされた三騎士たち。

なんと開始早々、創造の同時展開を!!

こいつら……盛り上げ方を分かってやがる……!!

 

 

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“死世界・凶獣変生”

“焦熱世界・激痛の剣”

“人世界・終焉変生”

 

方陣へと続く階段が、ドーラ砲身内へ変貌。

その中を突き進む、白と黒の大隊長

シュライバーは焼かれるそばから再生し、マキナは焦熱世界を砕きながら前進。

なんだこの地獄は……(((( ;゚Д゚)))。

さらに最悪なのが、終曲の遅延/停止デバフが誰にも効いていないということ!

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エ「これが、私達の全力だよ」

(((((゚Д゚;)))ガクガクブルブル

スワスチカが全て開いたことにより、開放される全力。

加え、城が流れ出し始めたことにより“軍勢変生”も発動。過去最強の三騎士。

せめてタイマンなら、赤騎士は殺れるのだが……。

戦場が階段なのも、蓮の不利に拍車をかける(というかこいつらが階段で戦ってるってなんかシュールだな)。

マキナが前を塞ぎ、シュライバーが縦横無尽に跳ね回り、上段からエレオノーレの射撃。

つ、つら……。普段仲悪いくせに、こういう時の連携は神がかってるの何なん?

 

戦況はジリ貧。

それでも蓮が地上に降りないのは、先程まで司狼といた学校を巻き込みたくなかったから。

それが、知らずエレ姐さんの逆鱗に触れることに。

エ「友人の亡骸に、もはや魂が宿っておらぬことは知っているだろう。ならば肉が燃やされたからといって何だという」

 「戦士ならばそんなものに縋り付くな。死者しか抱けぬ者など反吐が出る」

 「鳴けよ。貴様の慟哭はぬるすぎるのだ」

リザが頭を過ぎったか、蓮を“英雄”と認めるも怒りは頂点に。

勢いのまま核クラスの炎を発射!

蓮どころか、マキナ・シュライバーも被害に。

モロに食らうも、気炎衰えず炎から這い出る3者。

……いよいよ現代兵器ではこいつらを殺せないことが確定したな。

 

エレオノーレの攻撃が終わっても、シュライバーが逃さない。

終曲蓮ではどうあっても、アンナちゃんは捉えられない。

空中で嬲られまくったあと、トドメ役はもちろんこの人。

マ「兄弟、俺に唯一無二の終焉をくれ」

 「共に真のヴァルハラへ行こう」

いつかと同じ、葬送の言葉。

残る騎士2人も、幕切れを確信。

 

蓮は時間を引き延ばし、葛藤する。

流出位階にいかなければ、三騎士は突破できない。

しかし仮に流出してしまったら、そのロクでもない法則を考慮すると、最終的にはを選ばなければならない。

蓮は玲愛と共に生きていく未来がほしい。

まさに八方塞がり。

......そこに、救いの手を差し伸べてくれる光が——。

 

マ「ねえ、レン聞いて」

 「わたしはみんなの力になりたいの」

 「言ったでしょう。抱きしめたいって」

 

散々泣いて、謝って、自分を責めて。

マリィは答えに辿りつく。

一人で頑張ろうとしていた蓮も、その気持ちを素直に。

 

蓮「助けてほしい……」

 

 

 「俺達は、二度と負けない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“そして今、至高の超越が流れ出す”

 

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......はぁ。

Einsatz」のイントロが流れだした瞬間、自然と声をあげてしまったよ……。

もはや病気なのかもしれない……。

厨二病”という完治不可のな!!\(^o^)/

 

 

黒騎士の一撃を浴び、幕が下りるどころか停止の力が跳ね上がる。

エレオノーレが動転するのもムリない。

 

蓮「おまえ達は逃げたんだ」

 「耐えられなかったんだろう、現実に生きることが」

 

神の如し宣告。

幻想になった者たちを糾弾する。

それにまず、シュライバーが。

シ「黙れぇぇェェーー!」

 「僕は永遠だ!逃げたんじゃない!誰もついて来れないだけだ!」

魂切るような絶叫。

“完璧な生命体”という自負があるシュライバー。

蓮の言葉は到底認られない。

しかし、停止の理は問答無用に最速の獣を捕らえる。

オマケに莫大にあった魂もついに燃料切れ。

神父との邂逅こそ無ければ……と自身の轍を振り返り——。

 

シ「お願い……」

 

 「抱きしめて……」

 

最期に本当の願いに気づき、ここまで暴れに暴れ回ったアンナちゃん、ようやく退場。

 

続いてエレオノーレ。

彼女も同じく激昂。

胸に宿る炎を、幻想と断じられたことが許せない。

エ「貴様こそが幻想であろうが!副首領(クラフト)の玩具にすぎん分際で——

 「私の忠を、侮辱するなッ!」

持てる力を揮い焦熱地獄を凝縮するも、“超越の物語”は逃がさない。

停止の檻に捕まり、彼女もまた思い返す。

こうなった因果、頬に走る痛み。

“まったく、なあおいブレンナー”

“このままでは腹立たしいので、また喧嘩がしたくなったぞ。つくづく懲りんな、我々も……”

腐れ縁につけられた傷に思いを馳せ、赤騎士も露と消える。

 

最後はマキナ。

前2人とは打って変わり、落ち着き払った態度で蓮に猛追。

“対蓮ブースト”も発動しており、停止の世界でも動きは止まらず。

しかしその胸中は、「今度こそ終われる」という確信に満ちていて——。

“なあおい、兄弟、覚えているか?”

“俺はどうも、いつかのおまえに決定的なことを言ったらしい”

“そして今回、その結果が現れようとしているのだ。夢想の域だが、俺はそんな気がしてならないよ”

この2人の聖戦は、既に以前の回帰で終わっている。

それゆえ、突如として顕現したルサルカの置き土産である影の海にも動揺はなく。

敗北(なっとく)した声音でマキナも去る。

双首領が違う方向を向いた、その結果を楽しみに。

 

 

一部始終を見届けた黄金と水銀。

駆け上がってくる蓮を見据えながら、黄金は「真なる相手」が誰かを見極めようとする。

 

始まる蓮vsラインハルト。

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語らう内容は“友”について。

蓮にとって彼らは無謬の光、曰く“閃光”。

大切だからこそ、幻想にしてはいけないのだと強く強く訴える。

その言葉に、かつて自身も閃光であった時代を思い返すラインハルト。

それは自らの存在意義を問うことにも繋がり——。

 

ラ「私は何を壊すために存在するのだ?」

 

蓮との全力勝負の果てにある未来が、“既知感”となって流れ込む。

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それは至高の結末。

だが、イザークを自身の継嗣と自覚し、蓮と司狼の友諠を見届けた黄金は、別の選択肢を見出す!

 

成すべきことを成すべく“怒りの日”を高らかに謳いあげる。

「エィメン!」もいただきましたーー!!

Gregorio」もいい味だしてますよ神。

流出者二柱は、各々の願いを果たすため共に特異点へ——その先へ。

蛇の坐す“座”へ、蓮とラインハルトはもちろんのことマリィ・玲愛、そしてイザークも本気。

“待っていろカール・クラフト。待っていろ"座"の蛇よ”

“今こそ我ら、獣皇の軍勢が貴様の喉笛を食い破る”

 

どいつもこいつも狙いは全ての元凶へ。

その蛇は——。

 

メ「なるほど、そうきたか」

 

余裕の声音で薄ら嗤う。

Dies irae」最強の存在が、ついに舞台に上がる。

 

 

キャラ雑感

シュライバー

神父にイジメられてから常時発狂してて、ホントに困った子。

終曲蓮の強さが霞んじゃうぐらいアンナverの創造が凶悪すぎて、なおさら困ったちゃんよ。

回帰するたびに、両親からの虐待もループしてきたので、この章で真実おわってよかったね。

 

エレオノーレ

リザに張り手を受けた流れは実によかった。

エレ×ベアはもちろんのこと、エレ×リザも大好きなんですブログ主は。

しかし、(ありえないことだが)このルートからだと夜刀の味方になってくれるか不安だな...。それくらい蓮に対して当たりが強かった。忠を侮辱したらダメだね。

 

マキナはちょっと保留。

はてさて“未知の結末”までもうすぐ。 

ここまでくると与猶啓至神の音楽が自重しなさすぎて、耳が幸せ。

 

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