ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapteⅦ-B 感想

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“その気配、この圧力、そして何より、総てを焼き尽くす紅蓮のごとき焦熱の魂——

 

香純ルートから分岐する形で螢ルート突入。

違いはなんといってもやはり紅蓮の大隊長出陣。

ユーザーを虜にするどころか、作者自ら「俺の嫁」と謳わせるそのカリスマっぷりが早くもお披露目。

 

 

クラブでのびたところをお持ち帰りされた螢ちゃん。

傷つきうなされる中、無意識に口にするのは最愛の人「ベアトリス」の名前。

......ふん、どれだけ弱弱しい姿をみせたところで、こっちは香純ルートを終えたばかりだからな!

ちょっとやそっとじゃ簡単に太陽から鞍替えなんてしないぜ!

 

蓮が看病する傍ら、突如螢が呻きだす。

お腹の呪い(サソリ)が発動。

事情をきこうとするも、解決策が解決策なだけに話したがらない螢。

蓮はうまいこと挑発しつつ誘導することで、螢の重い口を開かせる。

 

螢「ふじい、くんの......その、アレが、いる......」

 

 

ふうぅぅーー⤴⤴ふうぅぅーーー⤴⤴

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いいぞ、最高じゃないか!

やっぱ女の子は黒髪ロングよねっ!!

え、香純?蚊帳の外まで引っ込んどけ。

 

必要なのは異性の体液。唾液なり血液なり。

惜しむらくはこのサソリの退治法、R18の「Acta est Fabula」のほうが納得しやすいものだったこと。

なんせあちらは直球ど真ん中の“精液”。

子宮に刻まれた呪い、且つルサルカが施した術の解除法としては、“体液”というアンサーはどうにも弱い(というか的外れな)気が。

「おまえじゃ、勃たない」という名セリフも、「気乗りしねえ......」というなんとも面白みのないセリフに。

まぁこの辺がコンシューマ化の弱点よね...。

 

2人ともファーストキスを神聖視しているため、チューによる唾液交換はムリ!

ということで、血液交換で手をうつことに。こっちのほうがキスよりよっぽどヤバいとは思わんのか。

お互い腕を差し出す。ファースト吸血の感想は、

蓮「......うげ」

螢「......まず」

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蓮「あれだな......吸血鬼はゲテモノ好きの味音痴だ。あいつら、絶対味覚イカレてる」

螢「当然でしょ、血を飲む連中なんてネジの外れた変態ばかりよ......」

本人がいないところで悪口言うのやめたげて!

 

お互いおまえなんか嫌いだ嫌いだ言いつつ、雰囲気は悪くない。

はやくもツンデレの匂いを漂わせてるぜぇ。

そしてシーン差し替えの影響か、血をすすってるだけなのに最後ムダに喘いでいる螢。

なんだか作りが適当だな。

「Amantes amentes」の数少ないがっかりポイント。

 

 

クラブ戦後、橋の上で佇むリザとカイン。

役目は果たした、しかしこれで本当によかったのか?という惑いが胸から離れない。

カインに答えを求めようとした刹那、異変を察知する。

“ここではない何処からか、次元の壁に投影させて何かの影が落ちてくる”

おいおいトリファじゃねえのかよ!とワクワクと不安がないまぜの中、雨雲を蹴散らし現れたのは、

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黄金の近衛エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ。

発する言葉が刺々しいのなんの。

 

エ「ふん、変わらんな」

リ「あなたは、随分と変わったわ」

 

“今日も地獄”でおなじみヴェヴェルスブルグ城で、叩きに叩き上げられたエレオノーレの魂に戦慄するリザ。

エレオノーレが来た目的は一つ。

エ「ヴァルキュリア——キルヒアイゼンは何処にいる」

かつて飼っていた犬っころの存在を、現世で確認できぬことを訝しむ。

リザは死んだことを正直に告げる。

それを受け、阿呆めだの、黒円卓の器じゃなかっただの、自分が殺してやればよかっただの、散々侮蔑。

これにカチンときたブログ主。そこに愛はあるんか!とア〇フルのCMの如く、怒りが爆発しそうになったところで、

エ「そして、誰があれを殺した?」

お、おう。

こちらの怒りを数百倍上回る勢いで猛っているエレ姐さん。

なんだよそのレベルの高いツンデレは。

さっきまでの蓮と螢のやりとりが赤子同然じゃないか...。

 

リザは一瞬で決断。

カインの力で、遊園地まで跳ぶ。

エレオノーレはその行動を「見事」と称賛。

相手が嫌いな輩でも、そういうところは公平なのが姐さん。

ドーラ砲を召喚し、リザどころか遊園地一帯を消し炭にする。

香純ルートとは比べものにならないほどの被害規模。

これが三騎士か、と絶句してしまう。

こんな化け物に酸欠で苦しんでた奴がどうやって勝つんだよと、初回プレイ時は唖然となったよ。

 

事が終わり、その場に姿をみせるトリファ神父。

本調子ではないにもかかわらず、Ms.完璧主義者エレオノーレがなぜ現世に降りてきたのか、分かってるうえで聞きたくて仕方ない。

聞いたらどうなっちゃうんだろうハアハアという最高にキモい懊悩しているこの神父はやはり屈指の変態だ。

そんな変態に「下衆め」というありがたい言葉を贈るエレオノーレ。

現世に来た理由は、リザがどこぞの誰かに殺られるくらいなら自分の手で...というもの。

もうツンデレが限界を突破しすぎてて、なんなのかよく分からねえよ。

 

ラインハルトの命により残りの大隊長も降りてくること確定。

さらに「トリファは最後まで指揮権持ってていいよ」という黄金からの愛ある優遇措置も告げられる。

ト「ほう......ではザミエル卿、今のあなたは、私の指揮下にあると思ってよいのですね」

この言い方がめちゃくちゃ嬉しそうで(笑)。

トリファとエレオノーレ、どちらが上手か。

その勝敗は13章で明らかに。

 

エレオノーレは一時帰還。

リザの自己犠牲により、ベアトリスの件は赦免。

残されたカインに語り掛ける神父。リザを偲ぶ。

ト「誰か他の者の手にかかるなら、いっそ私が......ああ、確かに仰る通りですねザミエル卿」

 「本来なら、私がこの手で彼女のことを葬りたかった」

香純ルートでの殺害は決して打算のみではなかったのだなと分かる一コマ。

リザにかける愛がどいつもこいつも重すぎるぜ...。

 

とんでもないインパクトを残して終了した第7章。

三騎士が早く出てきてくれるのは嬉しいが、蓮側からしたらたまったもんじゃねえな。

最後のリザルト画面にもハッキリとエレオノーレの姿が!

 

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これだけで危機感が香純ルートとはダンチに。

...やっぱり香純ルートは引き立て役だったじゃないか!!

 

ChapterⅧ Pied Piper「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterⅧ 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと