ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterⅦ 感想

f:id:yurayura3:20191203221602p:plain

“天が雨を降らすのも 霊と身体が動くのも”

“神は自らあなたの許へ赴き 幾度となく使者でもって呼びかける”

“起きよ そして参れ 私の愛の晩餐へ”

 

香純&螢ルート第7章。

クラブのパーティピーポーたちが悲劇にあう章。

Acta est Fabula」じゃあリザとカインの濡れ場があったんだが、いったい誰得だったんだ?

 

 

前章でのラインハルトの命により、カインを起動させにいくリザ。

11年出入りしてないということから、「Verfaulen segen」で1発屍兵化してしまったんだな戒...。

呪いの強さもさることながら、創造発動とvsベアトリスがよほどキタか。

 

カインの部屋へ向かう途中、ブラコンキングの螢が登場。

リザが「首領代行補佐」という肩書であることが判明。

その役職になんの意味が...?

そんな代行補佐へ、次の戦場についていく許可を求める螢。

その態度がまあふてぶてしい。

螢はデレるまでずっとツンだからなぁ。

リザは条件つきで許可をだし、ひとつ助言。

リ「聖餐杯とザミエル...この二人には気をつけなさい。覚えておくのね」

トリファはよくわかるが、なぜにエレオノーレ?

ベアトリス絡みで危ないと判断したのか。

それともその気質が似ているとみた上での判断か。

まさかただ単に嫌いだからとかじゃあ...。

 

リザがカインの下へ去ったあと、ルサルカが螢をからかいに。

その忠誠心を試すため、ルールを破れば内側から食い破る“サソリの呪い”を施す。

ルールは

・同胞に危害を加えない(正当防衛はOK)

・同胞以外は躊躇なく殺れ

・黄金に絶対忠誠

というもの。

螢もこんなもの突っぱねればよかったものを。

しかしすべては愛する人たちを取り戻すため。

螢「ベアトリス......」

 「カインはまだ......きっとあなたを覚えているよ」

唯一の肉親が屍兵になった挙句、尼僧とヤることで起こされるって最悪だな。そりゃ悲劇だ。

戒兄さんと武蔵おじいちゃんは役得だな!!

え?鈴ねえさん?知らん知らん。

 

 

ボトムレスピットに戻った蓮と司狼。

トリファを信用してしまった迂闊さを司狼から指摘される。

でもあの神父のギャグ顔みれば誰だって信用しちゃうぜよ。f:id:yurayura3:20191204193603p:plain

 

司狼は騎士団を殺す手段が欲しいためマリィを貸してほしいと頼む。

当然断る蓮。

蓮「いいか、俺とマリィは——

マ「身体と身体を、一つにする関係なのです」

f:id:yurayura3:20191203221416j:plain

 

マ「レンはわたしを、一番上手く使ってくれる人。それが気持ちよくて、わたしはとても嬉しいの」

f:id:yurayura3:20191203221439j:plain

 

なんやかんやで司狼とマリィはお話しタイム、もといあやとりタイムへ。

蓮はエリーから黒円卓の個人情報を入手。

国連のデータベースにハッキングをしかけるスーパーハカー・エリー。

ここで出てくるヴィルヘルムの情報がちょっとおもしろい。

エ「44年のワルシャワ蜂起戦において、市民、敵兵、同胞を問わず虐殺。街路の端から端まで、串刺しにして晒す」

ああなんかそんなことしてたかもな。

クラウディアちゃんと出会ったときだろ?確かに創造ヒャッハーしてた気がする。

というかこんな伏線よくもまぁ回収したもんだ。

ルサルカの個人情報も聞きたかったぜ。

 

話は現状の黒円卓の目的について。

蓮から、ラインハルトを呼び戻すために8か所の戦場が用意されていることを伝えられるエリー。

スーパーハカーはアタマも切れる。

司狼がなぜボトムレスピットに執着しているのか察し、次いで画面を切り替え。

エ「お客さんが来てる。もう手遅れだね」

 

 

ホールの中心には軍服のリザ。

蓮は戦闘を避けたいと必死に懇願するも、

リ「私とあなたが出会っていても出会わなくても、今日という日は起きていた。何かが変わったわけじゃない。私は最初から、こんな女」

 「去りなさい、藤井くん。あなたが死んだら、玲愛が悲しむ」

からしたらあまりに勝手な言い分。

けど言葉の中には確かに蓮に対する気遣いが見受けられる。

自他ともに認める偽善者なんだけど、ブログ主はけっこうリザが好きです。

 

蓮の願いは届かず、顕現するは黒いマスク。

 

“Yetzirah——

“青褪めた死面”

  Pallida Mors 

f:id:yurayura3:20191204183055p:plain

 

このときのリザさんの「ぱりぃだ・もるす」の発音がたまらなく上手でびびる。

いやドイツ語の発音とか知らないんですけどね笑。

でも言い方がかっこいいんすわ。

玲愛ルートだったかで「もみの木」も流暢に歌われるし、以外といちばん演技がお上手なのはリザさんの中の人では?

 

カインの雷撃によりホールにいた半数が死亡。

怒った蓮は一刻も早く終わらせると猛る。

“死人は死人らしく腐っていろ。こいつの存在とその在り方は、それだけで酷い歪みだ。正視に堪えかねるし、許容できない”

刹那を愛するがゆえに「死者の生を許さない」という蓮の想い。

螢ルートでは見事昇華されることに。

 

雷撃の被害を免れた司狼&エリー。

さらにエリーはステージの上でおしゃべりしてるリザとブラコンの会話を読唇術で解読。

こんな女子高生がいてたまるか。

リザを御せばカインの動きも封じれることが判明し、さっそく行動にうつす。

不意打ちのマグナムは螢にあっさり弾かれる。

司「おいおい50口径だぜ?」

螢「50口径125mm滑空砲を持ってきたのなら、両手を使ってあげるわ」

司「戦車持って来いってか」

螢が司狼にマウントとれた数少ないシーン。

ちなみに「50口径125mm」でググってでたのがコレ。

 f:id:yurayura3:20191204193913j:plain

...いや恐ろしすぎるわ!!すごいぜ螢。

章がすすむにつれ司狼たちの玩具になってしまうキミに幸あれ!

 

銃弾を“防ぐ”という行為から、カインの制御には精密なコントロールが必要ということが判明。

司狼の意図を察した蓮は、親友が策を弄する時間を稼ぐ。

だが、雷速の機動性と屍兵だからこそのムチャな動きに苦戦。

この辺、「創造位階に達していれば...」と思わずにいられない。

 

しかし司狼&エリーの2段構えの作戦により、リザはコントロールを失う。

蓮、必殺のチャンス。

しかしこのタイミングでカインが暴走状態に(暴走の真相はカインの中にいるベアトリスが螢の気配を察知、黒円卓入りしていることに気付いたため)。

自身のダメージを無視した一撃を放つ。

“死ぬ。彼がまた死んでしまう”

“嫌だ——嫌だ嫌だ嫌だ。私の前で、またしても、彼が遠くに行くなんて”

螢、捨て身の制止。

蓮たちはなんとか生き残るも、ホールのパンピーは全滅。スワスチカが開かれる。

リザは面倒だったからか螢を蓮に託し、クラブを後に。

リ「ごめんなさい。でも許してなんて言えないわね」

 「願わくは、あなたも生きて......死なないで......」

たとえ偽善的であろうとも、最後まで蓮を心配するリザ。

よくよく考えてみたらこの人、敵方である蓮たちを前に取り乱すことってなかったな。

だいたい感情がゆさぶられるのってエレオノーレ、トリファが原因だし。

この人の真の敵はやはり黒円卓だったな。

玲愛ルートで気づいてくれてよかった。

 

 

このあとの展開は香純ルートと螢ルートですこし変わってくるので、記事を分けます。

香純ルート→「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapteⅦ-A 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと

 

螢ルート→「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapteⅦ-B 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと

 

 

 

 

出典元:www.light.gr.jp