「Dies irae ~Amantes amentes~」PROLOGUE 感想
“我らに勝利を”
“ジークハイル・ヴィクトーリア”
story:1945年、大戦末期のベルリン。今まさに滅び去ろうとする第三帝国。その影に暗躍する者たちが姿を現す——。
やっとこさ本編の感想に入れるぜぇ。
「Acta est Fabula」はとうの昔にアンインストってしまったので、感想記事は「Amantes amentes」準拠でいかしていただきます。
※ちなみにあらためてブログ主の正田作品プレイ順は……神咒発売前にActa est Fabulaクリア→神咒→Amantes amentes→曙之光→八命陣→万仙陣→イカベイ→スイッチ版Amantes、ってな具合です。
しかし“怒りの日事件”やコンシューマによる追加収録の影響だと思うが、キャストさんの演技やGユウスケ氏の絵柄に結構なバラツキがあるのが惜しいなぁ。
ラインハルトなんて立ち絵とCG別人じゃね?ってくらい違和感が……。
演技面で目立つのはトリファ、マリィ、ラインハルト、あとメルも少し。
まぁあくまで個人的な主観だし、なんだったらブログ主の目と耳がイカレてるだけなのかもしれないので、そこまでお気になさらず。
もうアホのようにネタバレかましていますが、よろしければおつきあいください。
PROLOGUEボタンを押すと、さっそく語り掛けてくる全ての元凶。
うざい。まさか開始数秒で本領発揮してくるとはさすが変態神。
しゃべってくる内容は、
「自分の一生が決められたものだったらどうする?嫌だよね?(^_^)」
「負けっぱなしでいいの?嫌だよね?(^_^)」
「じゃあいっしょに牢獄(ゲットー)ぶっこわそう\(^^)/」
っていう感じ。
法則垂れ流してるおまえが言うな。
時は1945年5月1日。
兵士も民間人も次々と犠牲になっていくベルリン市街。
正田卿が描く戦場の風景が凄まじい。
“どこまでもひたすらに狂騒し、血の温度を上げ続けろ”
“ここに残ったのはその残骸にすぎない敗者達と、死肉を漁る禿鷹のごとき勝者の群れだけ”
地の文だけで中二心をはげしく揺さぶってきやがる。
そりゃあ発売前から騒がれるわけだ。
辛うじて生き残ったヴァルター・ゲルリッツ曹長と数人の若い兵士。
しかし正田卿は容赦ナシ。
“いかにも洋画”的なセリフを吐きつつ死んでいく若者たち。
祖国を守るために立ち上がっただけなのに、悪魔だなんだ言われる不条理に苦しみながら散っていく。(ドイツ軍が行った非人道的行為はあえてここではふれませんが)
戦争に負けることが“悪”なのだろうとつぶやく曹長。
それなら“次は”勝ちたいと残し、果てる若い兵士。
次があるのであれば絶対勝つ。
次がダメなら、その次、その次だと。
悲壮な決意で吶喊していく曹長。
そんな彼の前に“歌”とともに降臨するヤバい奴。
しゅ、シュライバーだぁ!(なんか顔若いなおい)
曹長もろとも辺りを吹き飛ばし、魂を喰らう狂犬。
なんか良いこと言ってる感じをだしつつ、いっしょにお城へ行こうよと曹長を誘う。
そんな彼の甘言に乗せられたか、散っていった若人たちのためか、はたまた元々戦争奴隷適正なのか......進んでシュライバーに吸われていく曹長。
彼の出番がまさかもう一度あるとはこのときは思わなかったぜ。
別の街区では、ソ連兵たち相手に無双するマキナ&エレオノーレ。
ここまで進めて思うのはアレだな。
これ既プレイだから理解できるが、初見だとワケわからなすぎるな(笑)。
そしてベルリン上空に現れる黄金閣下と水銀の影法師。
ベルリン市民にむけて冒頭のモノローグと同様のお話しをされる閣下。
ラインハルトが言うとウザく感じないんだよな。
これが変態とそうじゃないヤツの差ってことか。
まぁラインハルトが変態じゃないってかなり無理あるけどな!
黄金の獣へお得意の太鼓持ちをかましつつ、知ってるクセにあなたは何を望む?と訊ねる水銀。
ラ「法則の破壊と超越......私に道を示したのは卿だろう。もっとも、他に個人的興味がないでもないが」
メ「それはいったい?」
ラ「法則を創った者」
この段階でもうこんなこと言ってたんだな獣殿。
メルクリウス内心ドキッっとしてたらおもしろいんだけど。
本来なら守るべきベルリン市民の魂をも吸い上げ、城の永久展開完成。
ベアトリスが許せないのも納得ですわ。
反対に、城に召し上げられること決まって泣いちゃうエレ姉さんまじヤバい。
“恋は盲目”を突っ走りすぎ。
あなたそんなんだから螢相手に終わってるなんて言われるんですよ。
自分が出張るとロクなことがないからとニート宣言するメルクリウス。
香純ルートじゃあホントになにもしなかったなおまえ。
メ「ではまたいずれ、獣殿。再び我らがまみえる時こそ、互いの目的が成就すると祈りましょう」
ラ「否、成就させると誓うのだ。傍観するだけでは何も掴めん。卿の悪い癖だな、カール」
ラインハルトはともかく、メルクリウスの目的が果たされるのは途方もなく先の話。
時は進み、2006年11月29日富士樹海。
トリファ神父と螢。
神父がブラジルあたりから地脈に乗って移動してたところ、螢がルートを替え自身のもとに導いたらしい。地脈ってそんな線路みたいなものなのか?
ト「レオンハルト、あなたのことは覚えていますよ。キルヒアイゼン卿の跡を継がれた時は、まだほんの子供でしたが......美しく、そして強くなられましたね」
何をいけしゃあしゃあとこのヤロウ。
螢そいつやっちまえ、創造ださせればコッチの勝ちだぞ。
しかしそんなブログ主の祈りは当然届かず、
ト「ではこれより——共に戦の続きを始めましょうか」
世界を滅ぼす軍団が再動。
その流れでOPへ。
このOPトレーラーを初めて観たときは心臓とまりかけました。
えっマリィが歌ってる!?すごい!
ニートwwwなんだその動きは笑かすなやwwww
ほぉーんここでそのCGを持ってくるのねぇ
三騎士も動くのかぁでもなんかしょっぱいなぁ
ふむふむ、ふむふむ
...
...
......
三つ巴だとっっ!!!!
あのラストカットがでたときリアルに「うわぁ!」って声が出ましたよ。
そこでムービー止めて、え?これ蓮だよね?えっ2刀流なんで?ってかまさか諧謔の流出?
螢ルートアフターキタ―――(゚∀゚)―――― !!!!!!!
などと1人で絶叫してましたよ。
曲のかっこよさやアニメーションなど那由多の彼方に吹き飛ぶくらいの衝撃でした。
...まあ結局螢ルートアフターではなく、玲愛ルート派生だったわけだけども。
あのとき生じた未知の感覚は忘れられませんわ。
だれかに話したかったけど、プレイしてる知り合いなんていなかったから、この正田崇作品 @ ウィキ - アットウィキでみんなのコメント見ながらニマニマしてました。最高にキモいな俺。
プロローグの感想だけで2500文字こえたか...。
共通ルートはサクッと書いていきたいな。
あっでもシュピーネさんの章だけは全力ださないとな。ぐぬぬ。
ChapⅠ L'enfant de la punition→「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterⅠ 感想 - ゆらりゆらりとゆらゆらと