ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~」感想Ⅱ

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前回のあらすじ:間男があらわれた。
 
 
一向を覆っていた闇は消え、若干の疑問はのこりつつもミッション終了。
クラウディアは突然現れたルートヴィヒに対し、「同じ神に仕える者同士仲良くなりましょう」と提案。
心ぴょんぴょんなルートヴィヒは「ルイ」と呼ばれることを快諾。
完全に空気となったベイを見て、メシウマなベアトリス。
 
このまま解散のお流れになりそうなところ、調査に訪れたであろう一般兵たちが襲撃!
ぼけっとしているヴィルヘルムに代わり、ここが魅せどころといわんばかりに暴れるルイ。
敵勢力を無力化するだけに留まるルイに対し、アホの子ベイはいつもの調子で大・虐・殺!クラウディアの前で容赦ない殺戮を見せたことで、みんなから非難轟々の嵐。
さながらクラスで孤立したヤンキーのごとし。
 
完全にみんなから嫌われたため、距離を置き1人で行動するハメに。
そこに
ク「じゃん、お待たせしました。クラウディアちゃんですよ」

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...
.......
............
 
あなたに恋をした、花よ。
 
ブログ主完全にオチる。
おまえはもう要らんぞ、ヴィルヘルム。これより始まるはクラウディアちゃんを愛でる地平。用済みの役者には退場願おう。
 
だが、そんなブログ主の想いとは裏腹にイチャイチャトークを始める2人。
ルイとの関係にヤキモチ焼いたの~?とどこか嬉しそうなクラウディアちゃん。
対してベイはあり得ぬと一刀両断。なぜなら己もまたクラウディアと同じ日の光に愛されなかった、半分しかない存在。愛や恋といった感情を持って生まれてこなかった。
ク「それなら、私があなたにその心を贈りましょう」

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ベイから光をもらう代わりに、その分愛を与えたいと告げる。
――そして明かされるクラウディアの命の残り時間。
エレオノーレから渡された書類は、クラウディアのカルテ。ガンの進行により保ってあと一月。
しかし自分が恋をしてヴィルヘルムの中に未練として留まるのは避けたい......だから、恋をするのは自分ではなくヴィルヘルムの方なんだ、とクラウディア。
はぁクラウディアちゃんマジ天使。これこそヒロインですよ。うん。
聞いてんのかヘルガ?
 
 
ここまでインタビューをつつげたディナによるクラウディア評。
・自由で幸せに貪欲
・必要以上に光を求める自分はどこかおかしいのかもと、内心不安
・ヴィルヘルムについていったのは、人並みの恐怖を感じたかったから
 
 
 
 
場面はガラッと切り替わり、水銀の回想。
死にたい、死にたい、けど望んだ結末じゃなければ嫌だ.....そんな自らが創った既知感の世界に悩まされる蛇。ほんとあらためて意味わからん神だなコイツ。
そんな彼の下を訪ねる、とある人物。自分が何者なのかわからず、はるか昔からあらゆる知者の下を訪ね、問い、答えられぬのなら殺していく放浪者/彷徨者/厄介者
そんな奇妙な訪問者をみて、己と重ねる水銀。彼は自分に近いと確信。ゆえに、その正体を確と告げる――
メ「御身は闇。あまねく夜の御子を生んだ暗黒の父だメトシェラよ 」
 
 
またまた場面は切り替わり、突如はじまるヘルガのヒステリー嫉妬タイム。
クラウディアちゃんのことを酔いすぎ浸りすぎ自分勝手すぎアイツやばい等々。

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......本編は玲愛ルートだけの登場で正解だなコイツ。ちょっとでてくるだけでお腹いっぱいだ。
そんな中、ベイが独自に流出の果てにあるものに辿りついてるのがすごい。こいつ勉強しなくても試験できるタイプだ。うざ。
 
 
 
そんなこんなで、城にてミッション終了報告。
金閣下に対等に接するルイに、ピキりそうな何人かの団員(ってか処女)。
ルイはさらに、なにかノルマでも課されてるのかってくらいベイを煽る。極めつけにカチンの怪異を払ったのは我らがクラウディアちゃんだと断言。
煽られまくるベイがキレかかった次の瞬間。
メ「ふはは、ははははははははーーーーーー」
素で大爆笑する大変態。コイツほんと絶好調だな。
もう全員ドン引き。ルイもドン引き。ブログ主もドン引き。さすがのラインハルトすら、気味悪いわおまえと止めにはいる始末。
ありがとうラインハルト。爪牙はあなたを応援します。
 
 
報告会終了後集まるベイ、ルサルカ、シュピーネさんのTEAM小物。

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シュピーネさんによるルートヴィヒの経歴説明が始まるわけだが、いやぁほんと優秀だよシュピーネさん。本編であんな下策をとったのが夢みたいだ。いやきっと夢だそうに違いない。
現実じゃあ華麗な形成で蓮をケチョンケチョンにして、
「この程度ですかツァラトゥストラ?これも顔の差でしょうか。エイヴィヒカイトの本質は掴めました。ゆえに!今こそわたくしの真の力をお見せいたしましょうーーAtzilut(アティィィルゥト)!我に勝利を与えたまえ」
ってな感じで獣と蛇と三つ巴決戦して、マリィもなんやかんやで救済して、波旬も石破キモキモ天驚拳で希望の明日へレディ・ゴーーって......
 
黄「おまえがそう思うのならそうなのだろうよ。おまえの中ではな」
 
.......ハッ!?
いかんいかんいつの間にかアヘンの夢に浸かっていたぜふぅ。
 
 
 
たまった鬱憤を晴らそうとクラウディアに夜這いを敢行するヴィルヘルム。吸血鬼っぽいちゃあぽいか。
しかし顔をみておとなしくなる。この度胸ナシがっ!
ここまでの旅路でかなりムチャをしたクラウディア。明らか死んどそう。
そんな“命を粗末にしているクラウディアと“心を粗末にしている”ヴィルヘルム。
どっちもどっちだが、世の中を冷めた目で生きるなんてヴィルヘルムらしくない、俗であることこそが素晴らしい!とクラウディアは豪語。やっぱりシュピーネさんこそが至高!
この言葉がヴィルヘルムの指針になる。(元から俗らしさプンプン丸だけど)
 
 
 
場面は水銀とメトシェラの会話の続き
“闇”が擬人化した存在、それが彷徨者の正体。
世に存在する“神秘”と呼ばれるものは全て「魔術が全盛期(メルクリウスが元気だった時代)」のころの産物で、いってしまえばメルの搾りカスみたいなもん。
ただその後、メルクリウスが“いやぁつれ―まじつれーわ 死にてーけど死ねねーわぁまじつれー”病に罹ってしまう。
 

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その影響で、つられるように神秘たちも軒並みアボン。
唯一生き延びたメトシェラ。なぜ彼だけ......理由は単純、神秘の元であるメルクリウスの性格に誰よりも近かったから。

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“願いが叶うまで死ねない”という諦めの悪さから、いまなお存在する最後の神秘。
ちなみにこのときのメルクリウスは、ホーエンハイムの名前で活躍していたらしい。(きーみの手っでー 切ーり裂いてー)
 
 
翌朝、ベイを起こしにくるクラウディアちゃん。もう完全にラブコメベイのくせに!
しかし......寝たきりでもおかしくなかったクラウディア、なぜか絶好調。......なんだ愛か?愛の力なのか?許せねえヴィルヘルム!
おまえなんか永遠に奪われ続けてしまえ!
 
 
そのまま尻にしかれる旦那よろしく市場に買い物へ行く中尉殿。
すると、
エ「天下のヴィルヘルム・エーレンブルグ中尉殿が、ジャガイモを持って市場めぐりとは驚きだよ。午後から雪でも降りかねん」
エレ・リザ・ベアの黒円卓三人娘(娘?)とバッタリ。ユーザーの気持ちを代弁してくれる我らが赤騎士。
ヴ「うるせえな、ほっとけよ。そりゃ俺だって買い物くらいするわ」
そうなのか(笑)。ベイがふつうのことを言うだけで面白いなあ。
 
 
どんどん体調が快復していくクラウディア。
それにベイもユーザーも違和感。ヘルガさんはなぜか超ご機嫌。
そんなある日、ルートヴィヒが2人の愛の巣に。招いたのはクラウディア。
食卓を囲み、自然だーい好きトークを交わすクラウディア&ルイ。「こんどお気に入りの場所につれてってあげるね(=^・^=)」なんて楽し気なルイくん。
そんなイチャイチャトークに野次をとばす家主ベイ(家主じゃないけど)。
いつまでものほほんとできる訳もなく、ついに「表出ろコラァ」と切れ散らかす野郎共(笑)。
 
 
教会に場所をうつした2人。
話題は天使・クラウディアちゃんについて。死に対する抵抗がなさそうに見えるが、意識の底では出来るなら死にたくないと考えていることに、野郎2人は気付いている。
ならば死なせない、生きながらえさせるとルートヴィヒ。
対して、死にたくないと叫ばせてから喰らってやるとヴィルヘルム。
ル「ならば問おう。おまえはいったい何をもって、彼女に死にたくないと言わせるつもりか」
ヴ「あいつを俺に惚れさせんだよ」
 
 
......あぁ??!
な、なんだコイツ......おれが知ってるヴィルヘルムか?ヴィルヘルム・エーレンブルグなのか?!いやだ、すごい気持ち悪い!
螢ルートの蓮みてえなこと言いやがって......。おめえあっちは蓮だから許されてんだぞオイ。
 
 
そこからは怒涛の殴り合いに......と思いきや、派手にぶっ飛ばされて被害者を演じるルートヴィヒ。
そこへクラウディアちゃん、ジャストで到着。
ひどい、なんてことをするの!とテンプレ展開。
......ひどい茶番だ。
ベタベタすぎるし古いしで乾いた笑いしかでませんよコレは。
 
 
しょんぼり城に帰ったヴィルヘルム。
ストレス発散に選んだケンカ相手は.......
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シュライバーだと!?
さらに蠱毒の闘技場でマキナも参戦することに!なんてことだ、すばらしい未知だ!
格上2人誘うなんて馬鹿じゃないのかと言いたいところだが、グッジョブヴィルヘルム!せっかくの外伝作品なんだからこういうマッチがみたかったのよ。
全員形成を展開。......まずい、薔薇の杭を生やすなんて宴会芸みたいな能力じゃあこの2人相手はまずいよベイ!
しかもなんかそのままベイの恋愛相談会に。
よすんだベイ!マキナに恋バナはむりだ!
しかし、けっこうノリノリで会話するマキナ。むしろ核心をつく勢い。おまえ衆道至高天じゃなかったのか。
シュライバーからは「君はダメ男なんだ」と一言。コイツに言われたらいろいろおしまい。
ヴ「だが、他人に言われてああそうですかと宗旨替えするような奴は俺じゃねえ。ヴィルヘルム・エーレンブルグの生き方じゃねえ」
そうだよその通りだ。それでこそベイだよ。
 
 
気付けば地面に大の字。
決着はウヤムヤ(いや100%負けたろ)だが、魂の燃焼は成されたと気分爽快。
だったが......
メ「お目覚めかな、ベイ」
世にも不気味なモーニングコールをくらい飛び起きる。
3日間も戦い続けて愛しのあの子をほったらかしでいいのかと、心配する優しい上司っぷりをみせる副首領。
お前が奪いたいと願うのは奪われ続けているからこそだぞ、といらんことも言っちゃう副首領。
 
 
帰ったあと何話そう?なんて高校生の恋愛みたいな思考のベイ。
帰路につくと、怪我を心配して駆け寄ってくるマイエンジェル・クラウディアちゃん。

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治療されながら説教を喰らう不良少年と母の図。
しかし不良少年も言われっぱなしじゃ終わらない。
ヴ「俺が拾った命なんだから俺に捧げろ」 
 「身も、心も、魂もだ——俺もそうする」
 
あーっ、あーっ、あーっ!
なにコレ恥ずかしい!なんかすごい恥ずかしい!
プレイしているこっちが恥ずかしい!
やだコレ!もうムリだコレ!
 
などとブログ主が悶絶していると、クラウディアちゃんの口がベイの首筋へ。
おっ濡れ場か?と思っていたらそのまままさかの吸血行為に!?
……忘れていたぜこれは『Dies irae』だってことを。甘酸っぱいお話しが続くわけなかった。
クラウディアは自分がしたことが信じられず逃亡。信じられぬ脚力をみせる。
おどろおどろしくなってきました。
正田卿の神髄はここから。
 
 
三度、水銀の回想。
水銀がカリオストロと名乗りだした時代、メトシェラ(ルートヴィヒ)と再会をはたす。
長き生の果てにメトシェラが至った願い、それは長生きしたまま1人で死んでいきたくないというもの。死の間際まで共にいてくれる伴侶がほぴい。
ル「私は彼の、彼女のために在ったのだと、確信することで救われたいし救いたいのだ」
なにもおかしなことはない、長命ゆえに生まれた願い。正田キャラはみんな根底にある渇望が純粋よな。
その願いを叶えるためには魔術による延命措置が必要と考えたメトシェラ。
そのため『メルクリウス魔術学校』に入学しようとするも、校長からその必要はない、おまえ自分でできるだろと入学受け入れ拒否を言い渡される。
校長は校長で、最近愛しの女神を見つけられたんだヾ(@⌒ー⌒@)ノと大喜び。水銀の壮大な代替わり計画はこのあたりから始まったんだなぁ。
いっしょにがんばろうね!なんて具合で、メトシェラにある贈り物を授ける。 
この贈り物が後々とんでもないことをひき起こすことになるなんて...。
 
そんな変態2人の回想をすべて、夢の中で見届けたクラウディア。
自身の体調がよくなっていくことに違和感をおぼえていたものの、善き処へ行けるのではと幻想を抱いてしまったために今まで見て見ぬフリをしてきた。クラウディアは悪くないでしょこんなん。
 
 
教会にいるとアタリをつけ、たどりつくベイ。
すると間男とクラウディアちゃんの衝撃的シーン。
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もうダメだ許せねえベイ先輩こいつやっちゃってくださいよ!!(手のひらクルクル)
しかしいよいよ本気モードのルートヴィヒ。
かる~く返り討ちに。
ヴィジュアルも変化して、夜刀様や終曲蓮と被るその姿は強そう......。
 
 
完全にテンションがノッたルートヴィヒ。
そのまま城に結婚宣言へ。君らの邪魔をしないからこっちの新婚生活もじゃましないでね♡と闇の波動で威圧。
なんて迷惑な結婚の挨拶なんだ......。
 
 
ルートヴィヒが展開する闇により、世界が恐慌状態へ突入!黒円卓連中も被害に遭う中、余裕が天元突破してる双首領。
どころか「既知が消えねえじゃねえか<(`^´)>」と愚痴をもらす始末。
もうさっさとおまえら殺しあえ。
アニメ同様巨大ドクロロボットに変形する城。
口から放たれるは核をこえる黄金ビーム。めちゃくちゃだよぉ

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ラインハルトはルイたちの新婚生活をも壊し(愛し)たい模様。
 
 
北へ逃げるルイ。
腕の中で目覚めるクラウディアに、真実を話す。
・本物のルートヴィヒはカチンの洞窟で死亡
・カチンの怪異の原因は自分
・クラウディアは吸血鬼になることで“半分”ではなくなる
3番目に対して、太陽の下を歩けないなら意味がないと叫ぶクラウディア。
ルイは「白夜ならOKでしょ!(^^)!」と豪語。......白夜と陽の光はだいぶ差があるのでは...?
なんだかモヤモヤするクラウディアだが、追手の気配を感じたルイによって眠らされる。
 
 
ここで感想区切ります。
しかしイカベイの最大の功績はクラウディアちゃんという存在が生まれたことだな。
マルグリット挺身追跡隊のブログ主も我を忘れてしまう勢いだったよ。