映画「ダークナイト ライジング」感想
”ヒーローはどこにでもいる。少年の肩に上着を着せ、世界は終わりではない、と励ます男のように”
story:ジョーカーが引き起こした事件から8年後。ブルース・ウェインはバットマンとしての活動を退き隠居生活を送っていた。ある日核物理学者を乗せたCIAの輸送機がテロリスト集団の襲撃に遭いーー。
先日、BS12で放送していたの観たので感想を。
いやぁ映画館で観たのが7年前なのか。
当時も感動したと思うけど、あらためて良い映画だなコレ!
「バットマン」としても、ブルース・ウェインの物語としてもキレイに着地。
もうゴッサムのために十分戦った彼がそれでも最後まで守り抜こうとしたその姿。
ラストは鳥肌が立ちっぱなしでした。
ニクい演出しやがるぜノーラン監督。
恐怖や絶望と対峙してなお立ち上がる。
完璧なヒーロー像。
まちがいなく当時はMCU超えてたよ。
え?今?う‐~んジャスティスリーグはそこそこだったよ?
上映当時は「ダークナイト」の完成度と比べられて批判的な意見もあったけど、いやいや充分でしょう!
下のほうでネタバレ感想
検索かけてみたら、冒頭の輸送機襲撃シーン。
CGでなく本当の飛行機をつかって撮影したんだとか。
そんなびっくり映像とともに登場する今作のヴィラン、ベイン。
ジョーカーが頭脳全振りだったのに対し、筋肉にステータスを振っているベイン。
ジョーカーと比べるとどうしても魅力が劣ってしまう。そこはしゃあない。
ヴィランとしてもう1人。バットマンの味方と思われていたミランダ。正体は「ビギンズ」のヴィラン・ラーズの娘タリア。
牢獄”奈落”を脱出したのがベインではなくこっちだったのは見抜けなかったなぁ。
存在感たっぷりだったけど、死に方はあっさり。
まあそんなことより、
アン・ハサウェイが美人すぎてそれだけで一生観てられるんだよね。
マスク被ると美しいご尊顔がみれなくなるから観賞中ずっと、「マスクとれ!キャットウーマンなるな!」って頭の中で叫んでました。
役柄も実にいいキャラでしたね。
最後に触れたいのはラストの流れ。
爆破寸前の核爆弾を自ら沖まで運ぶバットマン。
ゴードン本部長へかけた言葉がもう感動するのなんの。
なんかジャッキーの「香港国際警察」を思い出した。
バットモービルごと爆発する爆弾。
ウェインの墓前で泣いてしまうアルフレッドにつられてしまったよ。
でもそこからのどんでん返しが最高。
え?ご都合主義?うるせえ悪いのかよハッピーエンドが1番だろうが。
アルフレッドの理想が最後に叶うんだぜ?
お互い目を一瞬あわせるだけなんだけど、気持ちは通じあったんだぜ?
これが最高の終わり方以外の何になんだよ。
映画史上No1といっても過言じゃねえだろ。
バッドエンドなんておれは認めねえ。
ええい「ミスト」!、てめーは引っ込んでろ!!
観終わったあと、「バットマン アーカム・ナイト」を即DLしちゃう
そんな映画。