郷ら、”怒りの日事件”を知っているか?
「Dies irae」というゲームがある。
ブログ主がこの存在をしったのは、何かのまとめサイトで「神咒神威神楽」というゲームのバナーを踏んだことがきっかけだ。
おどろおどろしさを感じさせるHP、かっこいいキャラクター、小難しい専門用語、そして敵である”天魔”のビジュアル。
そのとき感じたブログ主の衝撃は、セクシーコマンドーに初めて触れたマサルさんのごとし
「よくわからないけど、なんか凄いぞ!」
っていうものだった。
しかし発売日は当分先、情報弱者だったブログ主。
ノートパソコンでもスペックっていいのか?そもそもPCゲーなんてやったことないけどどこで買うんだ?という疑問を解消しようと調べていくと、
「同じ作者が書いたゲームがスーパー厨二燃えゲー」
であるという情報にいたる。
そのゲームというのが、前述した「Dies irae」である。
ここでブログ主は”試しに”ということで購入を決意した。
正田崇作品との初邂逅である。
※実際先に買ってよかった。まさか神咒神威神楽があそこまでDiesに引っ張られた作品だなんて思わなかったもので。
しかし購入を決意したところである問題にひっかかる。
「なんか複数作品がでてくるんだが?」
そう、この「Dies irae」という作品、本編だけでも
「Dies irae -Also sprach Zarathustra-」
「Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-」
と3つでてくる。
※後にコンシューマー化した「Dies irae ~Amantes amentes~」も発売。
おいおいどうなってんだ、わけわからんぞ、と調べていき辿りついたのが”怒りの日事件”。
なんとこの「Dies irae」、発売当初はシナリオが完備されていなかったとのこと。
具体的には攻略ヒロインが削除され、さらにはシナリオも正田氏以外のライターが携わっておりその内容は凄惨たるものだった模様。
※詳しくはこちらのwikiで載っています。爪牙の皆さまの仕事ぶりに感服です。
その後、正田氏1人で執筆しなおしたのが「die-Wiederkunft」。
攻略ヒロインを追加、というか元通りにした完全版が「Acta est Fabula」である。
ここまで知って思ったことは
この当時に買ってなくてよかった
である。
発売が延期に延期を重ね、待ちに待った末にプレイした製品が未完成品だったなんて考えるだけでも恐ろしい。
後に正田氏はTwitterで当時の自身を「慢心と怠慢であった」と語っているが、そんな状態でも製品を世に送りだせてしまうPCゲーム業界の闇は深い。
とまあ、なぜにここまでDiesに触れるかといえば
Dies irae、ひいては正田作品がそれでも面白いからである。
※厳密にいえば正田崇(物語)×Gユウスケ(絵)×与猶啓至(音楽)の作品。
再プレイ中だが改めてその魅力を感想を交え書いていけたらなと思う。
ちなみにここまで書いておきながら、ブログ主の信者力はだいぶ低いと思われる。
というのもいまだに処女作「PARADISE LOST」は未プレイだし、現在はEntyというサイトで執筆中の正田氏だがその支援金も払ってないし。
爪牙どころか爪の垢くらいの信者ですが、あたたかく見守ってほしいです。