ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

小説「倒錯のロンド」感想

「倒錯のロンド」の画像検索結果       

読んでるこっちが倒錯しちゃいそうなお話。

 

Story:「第20回月間推理新人賞『幻の女』白鳥翔」 主人公”山本安雄”は驚愕した。これは俺が書いた本じゃないか!盗まれた?この”白鳥翔”に?物語は4月1日から遡るーー。

 

 

感想にいく前に、まず僕は「小説」にたいしてハイパーウルトラヘビー級のにわか野郎である。誇れるような読書量ではないし、ジャンルとか手法とかいまいちチンプンカンプンだし。「純文学?あぁなんかエロいやつでしょ」のレベル。

、、、いや最低だな、本よむ資格ないんじゃないか俺?

そんな本好きとよぶのもおこがましいクソな僕にも、好きなジャンルがある。

それが「ミステリー」だ!

「ミステリー」だ!

 「ミステリー」だ!

そんな僕が出会ったのが、折原一さん著「倒錯のロンド」である。

出会ったといっても、「ミステリー小説 おすすめ」で検索しただけである。

 

ネタバレの無い感想としては、う~んそうだなぁ

おもしろかった(小学生か)

 

下のほうでネタバレありの感想へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからネタバレあり

まず最大の叙述トリック、というかネタバレとして主要な登場人物”山本安雄”、”永島一郎(白鳥翔を名乗る)”のほかに本物の”白鳥翔がいたわけだが、

まったくわかんなかった笑

確かに”白鳥翔”というペンネームを提案した少女の反応をみると、”白鳥翔”という作家がすでにいるような描写である。実際、本に興味がない人は作家さんの名前とかわかんねえもんな。、、、え、僕?ま、まあ有名な人ならし、し、知ってるぜ?

そして、もう一つの重要なネタバレ。

実際盗作(倒錯)していたのは、”山本安雄”だったということ。

作品を盗まれている被害者なわけなんだけど「どうにもこいつは好きになれないキャラだなぁ」なんて読み進めていたらまさか病人(精神系の)だったとは。

それも最初から。

 

本物の”白鳥翔”が被害者だったわけだけども、いちばんの被害者は”城戸”おまえだ。合掌。

さいごのあとがき?でこっちの脳みそを完全に倒錯させてくる折原先生は、人がわるいなっておもわされる。そんな小説。