Story:1960年代,黒人への人種差別が激化していたアメリカ南東部デトロイト。パトロールで街に出た白人警官クラウスは、盗みを働く黒人を目撃しーー。
観る前は正直、完璧なめてた。
当時のアメリカの時勢とか知らないし、人種差別とかいまいちピンときてなかったし.......。
「デトロイト?あぁ車で有名だよね え?なんで車で有名なのかって?
おまえ、、そりゃあアレだよ、、なんか、車がやべえんだよ(震え声」
だけど映画の冒頭でかるく時代背景の説明がはいり、「おやこれは、ひょっとしてかなりえぐめの映画なのでは、、、」という予感。
その結果
予想以上にえぐかったよ!!!!
”グロ”とか”ホラー”の要素はないんだけど、えぐい。
気づけば手をギュッと握りしめていて、「早く終わってくれ~~(T_T)」と願ってしまっていた。
最後の最後まで油断できない非情な映画。
白人警官を演じたウィル・ポールターはやばいぜ。
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ここからネタバレあり感想
いや、前半は黒人のほうがこわいのよ
もう店ぶっこわすわ、バスに石なげるわやりたい放題
皮肉なのがいちばん被害にあってるのもまた黒人というところ
そしてストーリーも中盤、現れるこの物語の戦犯イキりヤンキーたち
「イキるなよ、、ぜっったいにイキるなよ、、、!」
というこちらの願いもむなしく、派手にイキるヤンキーども。
はじまる本当の地獄
今までの攻守交替ってレベルじゃない白人警官の尋問。
はっきり言って怖すぎる。ジャンルを「ホラー」といわれても文句ない。
「警察官」っていう権力をもった人たちがふるう暴力はこんなにも恐ろしいのか、と。
実質主人公であり物語の良心的存在である黒人警備員ディスミュークスに期待をよせるも、この状況では無力。
けっきょく最悪な状況も最悪な形で終わるんだけども、そのあとのオチも最悪
過度な尋問、殺害を犯したクラウスら警官3名・・・無罪
「ファッッッッッッッッ????!」
え、、、これノンフィクションやろ、、、
映画館じゃなかったら声だしてたかも。
人にオススメできるおもしろい映画だったけど、もう自分は観たくないな。
シンプルにきつい、そんな映画。