ゆらりゆらりとゆらゆらと

あたまの悪い男が、起こったことを忘れないためのボケ防止日記

「神咒神威神楽 曙之光」卯月・不和之関 感想・上

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“この東征(いくさ)、勝って帰ったらまたここで、桜(こいつ)見ながら派手に飲もうぜ。祝勝の宴だ” 

 

 

本格的な穢土攻めスタートな章。

嵐の前の静けさどころか乱痴気騒ぎに、到底許せる彼らではなく......。

 

 

 

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「神咒神威神楽 曙之光」卯月・淡海 感想

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“我らの楽園は渡さない”

“お前達を黄昏には立たせはしない”

 

ようやく始まる東征。

主人公たちの快進撃の章なのだが、Diesユーザーは血反吐を吐く思いをしなければならない......。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」弥生・秀真 感想

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“辿り着いた先が地獄であったとて、その瞬間が至高の輝きを放つならどうして悔やむことがありましょうか”

 

コンシューマで追加された、東征前のエピソード。

宗次郎&咲耶という、本編で全く絡まなかったペアがメイン。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」如月・秀真 感想

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“だからこそ、私もまた美しい輝きを目指すのだ。黄金の光のように——

 

 

『曙之光』で追加された章。

まさか龍水にスポットがあたるとは。

そんな彼女のひたむきさがよく分かるお話。

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「神咒神威神楽 曙之光」睦月・秀真 感想・下


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“なあ、てめえらも、一緒に東へ征こうじゃねえかッ!

 

 

御前試合後編。

竜胆の発言がどれも名言すぎて言葉につまるわ、ついに出てくる真打・覇吐の登場に胸も震えるわでもう大興奮の章。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」睦月・秀真 感想・上

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“自分が何をするべきかは、決まっている” 

 

 

ついに始まる御前試合。

ブログ主はここの戦闘が作中でも1・2を争うくらい好きなんです。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」極月・秀真 感想

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“天(かみ)を知らぬ。地(みち)を知らぬ。死後の浄土も奈落も何も、概念自体存在せぬからこの生にのみ総てを欲する”

“普遍的信仰というものが何処にもない無道の世。後に天狗道と定義される、魔界の理がそれであった”

 

いよいよ本編。

主要人物達の顔見せ回。

どいつもこいつも一癖どころじゃない奴ばっかりで逆に楽しい。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」序文 感想

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“夜行様曰く、天狗道。これはそうした世を生きたわたくしどもの物語”

 

story:人里離れた地でひっそりと暮らす妙齢の女性、凶月咲耶。都に住む知人へ手紙をしたためる。内容はかつて自身達の身に起こった、たった一つの真実——。

 

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「神咒神威神楽 曙之光」最後之修羅 感想

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“誰よりも真実に誓いを守り、何よりも誠実に契約を重んじ、神よりも純粋に人を愛した破壊の君よ”

“我を焦がすこの炎で、総ての穢れと総ての不浄を祓い清めると誓いを立てよう”

 

story:かつて黄金の近衛として“怒りの日”の舞台に立ったエレオノーレ・ヴィッテンブルグ。黄昏の地平で幸福な人生を謳歌していたが、運命の日が来てしまい——。

 

 

コンシューマで追加収録された龍明の章。

本編より300年前にいったい何があったのか、あぁよくぞ加筆してくださった。

個人的には夜都賀波岐メンバーたちの本来の姿が描かれたことが何よりうれしい。

じぃゆうすけ様の覇道にすっかり呑まれてしまったよ(アヘ顔)。

 

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さようならDies irae、こんにちは神咒神威神楽

 

なんやかんやで『Dies irae』の再プレイ終了。

記事を書き始めたのが去年の10月とか......嘘だろ.....。私のプレイ遅すぎ......。

あらためて思うに一分の隙もない厨二燃えゲーだった。

学園伝奇バトルオペラ」という肩書きに偽りなしでしたね(ニッコリ)。

再プレイしてみて、ヒロインたちをもう一度順位づけしてみると

 

1位 黄昏の絶対女神・マリィ

2位 後付け上等泥姫・アンナ(ルサルカ)

3位 炎の泣き虫女子高生・螢

4位 次回作ではなぜか墓石・香純 

4位 サブヒロインの鑑・ベーやん

6位 グランドルートなのになぜか影が薄い・玲愛先輩

.....

......おかしい、メインヒロインなのに最下位のひとがいる。

あの~こんなことを言うと、先輩ファンに怒られるかもしれないけど......ぶっちゃけ先輩って失恋してるときのほうが魅力的じゃないっすか?

ごめんなさいめちゃくちゃ個人的意見です。

 

さてさて『Dies irae ~Amantes amentes~』が素晴らしいのはいわずもがな。

しかしその販売事情を鑑みるに、手放しに傑作ともいえないのもまた事実。

以前書かせていただいた事件。

 郷ら、”怒りの日事件”を知っているか? - ゆらりゆらりとゆらゆらと

度重なる完全版商法。

これがあったから大炎上し、しかしこれがなければここまでの完成度にはならなかっただろうことも察せられる。

本当に罪深い作品だ。

 

そして、罪深いといえば次の作品もまた然り。

神咒神威神楽

当時、『Acta est Fabula』をプレイし終えたブログ主は、来たるこの神咒の発売に期待を膨らませまくっており頭がおかしくなる一歩手前だった。

Diesプレイ前までは意味の分からなかった神咒公式HP上のあれやこれやも、全てが一つの線となっていく。

……

......っていうか敵勢力である天魔がDies勢ってどうなってんだコラァ!!!

正田の野郎、本当にやってくれやがる。

あいつ、これで「Diesは知っていればニヤッとできるレベル」とかほざいてたんだぜ......。

 

そう、そうなのだ。続く『神咒神威神楽』、明らかにDiesをプレイしていないと楽しめない仕様になっているのだ!!

内容的には『Dies irae2』といっても差し支えないレベルである。

ブログ主が“罪深い”と評したのはそういう理由だ。

Dies未プレイでも楽しめるかといったら無理。おそらく意味不明すぎるだろう。

っていうかやるんじゃねえ!!Diesをプレイしてからやれ!!!!

まぁこのブログを読んでる人が未プレイ勢とは思えないが、一応ね。

 

話を戻すと、当時ブログ主は神咒発売を今か今かと待ち望んでいたのです。

HP上で掲載されていく販促動画壱・弐。

与猶啓至氏の音楽が相変わらず脳髄に直接作用する代物で、この方の手腕に死角はないのだと思わずガッツポーズを上げてしまう。

メインヒロインたる竜胆はその凛々しい佇まいと言葉の数々がカッコよすぎて胸が震えるし、紫織・宗次郎は不穏すぎるし、刑士郎はヴィルヘルムすぎて笑ってしまう。

咲耶は病んでる感隠す気0、龍水は健気、夜行はよくわかんねえけど変態臭はどこぞの水銀にそっくり。

そしてこの作品の華たる覇吐。「いっしょに東へ行こうじゃねえか!」という啖呵が実に痺れる。

 

しかしそれら全てが販促動画参で絶望に塗り替わる。

現れる悪路兄さんと母禮によりフルボッコにされる東征軍。

発売前なのに早くも死んでる覇吐と竜胆ェ...。

正田卿はマジでPVの段階から本気出しすぎである。

 

そして問題の販促動画肆。

いきなり「Einsatz」のアレンジをぶちかましてくるあたり、古くからの信者たちを殺す気マンマン。

明らかになる天魔勢の心情、覚悟。

誰も彼もが怒り、嘆き、仲間を奉じる。

そしてトドメ.......。

「ここに生き恥晒してんだよ、もう誰もいなくなってしまったこの宇宙でな!」

「それこそが——

「俺の女神に捧ぐ愛だ」

 

ブログ主↓

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......こんなん見せられて、誰が東征軍応援できんだよ。もう完全に夜都賀波岐が主人公じゃん。ってか主人公でいいよもう。

 

その後フォローするかのように東征軍メインの販促動画伍が公開されたけど、もう遅いよ。

いや、まぁ宗次郎と紫織の“殺し愛”は興奮したけど。

それどころか、遂にその姿を見せた極大の下衆・第六天波旬のお披露目に「こんな奴にマリィの世界は奪われたのか」と胸がつまったのをよく覚えている。

 

とまぁそんな感じで、覇吐たちがどうなるかより蓮たちがどうなるかの方がはるかに気になって夜も眠れなかった発売前。

 

あの頃を思い出し、いざもう一度第六天の世界へ。

 

 

 

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「Dies irae Nihil difficile amanti」感想

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“わたしはまだ、生きています。前を向いて、光の中、再びあなたに出逢いたいと願っていたから”

“ただの一人の女として、駆け抜けた刹那に追いついたと思いたい”

 

 

長きに渡って展開された「Dies irae」も、この追加ストーリーでついに完結。

元々はカップル投票の結果により作られたアフターストーリー。

玲愛先輩側のとってつけた感と、アンナ側の気合いの入れっぷり。

誰が真のヒロインなのか、はっきりわかんだね。

 

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小説『黒白のアヴェスターⅠ 凶戦士』 感想

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正田節健在!

 

story:"善"と"悪"、2つに分けられた世界。絶えず戦争状態が続く中、悪の頂点に君臨する魔王より生まれた機械少女クイン。善として目覚めた彼女は同胞を勝利へと導くため、“奇跡”を探し始める——。

 

 

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「Dies irae Zwei Wirklichkeit」感想

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“いつかどこかで見たような女の子が、私達に優しく微笑んだような気がしたのだ”

 

 

玲愛ルート改め、黒円卓ルートの後日談。

幻想に魅せられた過去とは違う、真の現実に生きる彼らの物語。

 

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「Dies irae ~Amantes amentes~」EPILOGUE 感想

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“俺達は互いの目を見て、しかし誰に言うともなくそんな言葉を吐いていた”

“まるで自戒するように。これでいい。これでいいのだと”

 

 

これにて歌劇は終幕。

ロートスの言葉は、現実社会を生きる我々全ての人間をも勇気づけてくれる。

満たされない欲望、不条理なアクシデント......それらどうしようもないものに振り回されながらも、それでも今日を一生懸命に生きましょう!

アクタ・エスト・ファーブラ!!

 

 

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「Dies irae ~Amantes amentes~」ChapterXⅢ-α 感想

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“愛しい総て、わたしは永遠に見守りたい”

 

 

いわゆる三つ巴ルート。

「Amantes amentes」最大の売りの一つ。散見される神咒との関係性に思わずニヤついてしまう。

至高の天に爪牙たちが歓喜したことだろう。

 

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